不朽のミュージカルを映画化し、日本でも累計興行収入35億円突破の大ヒットを記録したエンタテインメント超大作『ウィキッド ふたりの魔女』(24)の続きを描く、『ウィキッド 永遠の約束』が2026年3月6日(金)に公開される。本作より、キャラクタービジュアルが解禁となった。

【写真を見る】それぞれの決意がにじむようなキャラクタービジュアル【写真を見る】それぞれの決意がにじむようなキャラクタービジュアル[c]Universal Studios. All Rights Reserved.

数多くの受賞歴を誇るジョン・M・チュウ監督が再びメガホンをとる本作。アカデミー賞にWノミネートされたことでも話題となったシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデや、『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(25)のジョナサン・ベイリーをはじめとした豪華キャストが再集結した。名作小説「オズの魔法使い」で少女ドロシーが迷い込んだオズの国で、最も嫌われた“悪い魔女”と最も愛された“善い魔女”の過去が、それぞれの視点から語られていく「ウィキッド」シリーズ。11月21日に全米で公開された本作は、前作を上回るオープニング成績を記録し、初登場1位の座に輝いた。

このたび、世界を熱狂させている本作のキャラクタービジュアルが一挙に解禁。ホウキを片手に、漆黒の衣装に身を包むエルファバ(エリヴォ)。“悪い魔女”のレッテルを張られながらも、自らの信念に従い、オズの魔法使いに支配された世界を正そうと奮闘する彼女の姿は、力強い決意に満ちあふれている。そして玉虫色のドレスに身を包み、ティアラにそっと手を沿える“善い魔女”グリンダ(グランデ)。希望の象徴として望まれる優しさを人々に与える彼女からは凛とした大人の表情が伺え、前作とは一味違った魅力を放つ。固い絆で結ばれながらも袂を分かち、正反対の道を歩むことになった2人の魔女のコントラストが、深いドラマを予感させるビジュアルになっている。

“悪い魔女”の行方を追う任務を与えられた護衛隊の隊長、フィエロ“悪い魔女”の行方を追う任務を与えられた護衛隊の隊長、フィエロ[c]Universal Studios. All Rights Reserved.

そして、2人の物語に強い影響を及ぼすのが、護衛隊の隊長を務めるフィエロ(ベイリー)。“悪い魔女”の行方を追う任務を与えられたフィエロだが、学生時代に同じ時を過ごしたエルファバの立場を想う彼の心境は複雑な様子。また、妖艶さと迫力がさらに増し、魔法で天候を自在に操っているのが、オズの秩序を守る報道官のマダム・モリブル(ミシェル・ヨー)。前作ではシズ大学の魔法学の権威という立場であったが、もはやその影響力はオズ全土に及ぶほど。彼女が操る竜巻の中に描かれる、一軒の白い家が気になるところだ。

シルクハットを手に不敵な笑みをみせるのが、オズの国で最も偉大で恐ろしい存在であるオズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム)。自分が築き上げた世界が、実はまやかしであることをエルファバに気づかれた彼は、彼女を捉えようと躍起になる。前作と打って変わって少し暗い表情でこちらを見つめるのが、マンチキン国を統治するネッサローズの下で働くボック(イーサン・スレイター)。ネッサを献身的に支えながら仕事に邁進する彼だが、やはり心の奥底ではかつて好意を寄せたグリンダの影がチラついている。

マンチキン国を治めるネッサローズ(マリッサ・ボーディ)も、やはり前作とは趣が変わっており、あどけない少女の姿は感じられず、国を治める総督としての責任を負う統治者としての威厳を放つビジュアルに。そして、グリンダを熱愛する2人組、ファニー(ボーウェン・ヤン)とシェンシェン(ブロンウィン・ジェームス)も健在。かつての取り巻きグループであった2人も、いまやグリンダが最も信頼する補佐官として働いている。それぞれ、学生のころに比べて成長し、それぞれの道を歩むドラマを感じさせる至極のビジュアルに仕上がった。

音楽と魔法が彩るエンタテインメント超大作の最終章を描く本作。2人の魔女のまぶしくもせつない絆の物語と至極の楽曲の数々に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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