第八十三回「届く声 届ける声~れろの会の朗読~」

届く声、届ける声。こんにちは。栗原け子 です。さあ、今日も朗読を届けいたします 。語りは農形レロの会の皆さん。浦辺の 三作地区方便で語るちこの見参り。今回は 川向き地蔵をお送りします。この作品には 2人の芸者な若者が登場します。英語と 幸ち2人はライバル芸堂のこと恋のこと話 はどんどんと発展していきます。朗読は 高野れ子さん、ナ野かゆさんのお2人です 。 川向き事蔵 軍の話 上駅に松前神玄中遊び事の水長大館がおっ た。今松元中大官は毎年1回は自分が支配 する村の若者たちを大屋敷に集めち歌やら 踊りやらの共演会を模様。 毎年正月になったら各村の若者たちは日頃 練習しちきた自慢のゲを披露し、大感を 喜ばせた。このゲで大館から褒められたら 村名誉でなんかにつけて便利が良かった。 田村も松前信源大官の支配にあった。 この田村から今度の芸能大会に選ばれた数 人の中に兵語と生地がおった。2人は 下達者で指導力もある村の代表的な役者 やった。 この日は朝早から無役 出演者を兼ねた見物人たちが大館屋敷の ある上を目指し地で出かけちった。 途中みんな張り切りで生き生きとしちゃっ たとになしか基地だけは承知しちょった。 それは女村の十像の娘と兵が今朝方味道で なんかこもっつらと話し込んじると見た からやった。 大館屋敷は前の草原まであちこちの村人で いっぱいになった。共演会が始まった。各 村門が次々に出された。いよいよ握た村 出番になった。 握た村門は歌も踊りもずんどうまかった。 そんで見物の人々をうっさせ 大館からはんもう1回やれちれ た。会場からはうまいぞ。うまいぞ。 男ぶりもいいぞ。事声がかかった。中で ことに主役の平動作が一目を引いちゃった 。みんながみんな 今日の模しの中で兵の歌と踊りがバつかっ たち思うた。 右タ村組は大成功やった。 いよいよ共演会も終わっち、みんなが帰る 途中、隣村の中山村とヤひロ村若もたちが 1つの村で2回も続けて踊るちゅうことは 前例はねえばハ乱虫が収まらん時ちゃろか ち言うて喧嘩を吹っかけちきたん それぞれのブラン役が中に立ちお互いを 眺めちなんとかそは都合よう収めた。 握田村に帰りついて村の長老から 今日は皆さんよでけました。ほんにお疲れ さんやった。影でわしたちん鼻も高なった ところでみんな家に帰ったら今日は外に 出らんゴとして使せ予村門が因縁つけち 押しかけ本とも限りません。これからア番 調査方で打ち上げをするき、全員晩飯前に 明ちせち 話があり、その日は何ごとも解散した。 費型 から村の総和役の調査方で奇尿の打ち上げ 宴会が模様されはみんなから褒められ ちやほやされちはしゃぎ回り寄った宴会が 終わっても酒が回った若もは若州方に場所 を返ち大声でうったりの共演会の反省をし たりし 騒ぎった。兵は横になっち気温からんこと を考えよった。そ平のそばに生き違が酒の 匂いをさせながらにじり打ってきた。 おい子。お前なかなか人気がいいやねえか 。 まあそれはそんでいいとして。 お前と園の中は一体どけなっちゅるとや。 ち口をとんがらかし言うた。なんでもね、バカんこと言うな。それよか俺はもう眠てちが言うたら横におった若者の 1人がな んでもねえちゅうことはねえぞ。兵とそのはできちょるやろが。怪しい怪しい。 保管若者たちも酔っ払ろう勢いでやし立てた。生き地は声を強めち。 ほら見ろ。他ももあげ怪しいよるやねえか。 ち言うた。うーん。セらしいっちゃ。そげ冷やかすな。もう寝れ。 寝る寝らんわ。俺買ってたい。 ほんなことせからしい。あっちゃ行け。 せからしいちゃなんか俺とお前ん中やねえか。本当こと言えっちゃ。 拡散でいいやねか。 今夜はなも話すことはね。話があるならシラフになっち明日でしょう。 何?俺が酔っ払うちいよぐらいもちょるとか起きれ大きい。 せからしいよろが俺をどするとかだんだん兵と生地の間が険悪になっちきたき保管が中裁に入ろうとした。 何を生地が魂に兵子の方便をバシっと貼っ た。平もたがっちき上がり、2人は とくみ合いになった。みんながよっちきち 2人を引き離そうとするけれど、2人は なかなか離れんやった。そのうち生き地は 兵の顔激しくかじった。そんで平の顔は川 がひん向けたことなった。 ことでみんなは2人を引き離し、 お前はもう家さえ帰ちねれち言うて生き地を外さえ引っ張り出した。兵は勝ちられ方がひどかったもんで血だらけになっち人まで変わっちきた。居酒腹かいた兵は木が狂うたごとなっちみんなん手を振り切っち生き地を追いかけていった。 兵が中川とで生き地に追いついて生きち 待てて言うた時生き地は振り向いち平後に 石を近けた。負が悪いことに石が兵の顔に 命中しはそんまま倒れてしもった。人から 駆け尽くてきた若者たちが兵を見つけ 兵さえ担ぎ込んだばって 兵はもう息が耐えちょった。 生きち姿はその世のうちに賑た村から 消えちしもうた 遺族や村門は兵語の死を悲しんでやかに 葬式を営んだ。その後 うん。夜になると日の玉が平の埋葬所から中川てまで飛んじいくとか首が下がるち噂が村もの間に流れるほどなった。そんで平の遺族や村もが集まっちうん。迷う兵の霊婚をなんとか慰めちやろう。 地蔵像を刻みんなでお参りをしよう。 ちうことになっち村の妙服の経に小さなお道を立てち、自蔵像を暗した。そして村門の間ではいつ間にかこの自蔵像を向き蔵呼ぶことなった。 いつしか20年の最月が流れてある日こと を埋葬した場所に哀れな姿をした1人の男 が信じるとを村門が見つけた。 今男は自分の顔を石にうっつけち信じる ようやった。 顔やら体付きは生きちそっくりやった。 村もわを無縁墓地に年頃に葬っちゃった。 うーん。あれは生き地が罪滅ぼしに帰っちきち自害したとやなかろうか とか。 いやいやあれはおそらく兵が引き寄せちを打ったんにし骸にいべ ちた村では大きな話題になっち広がっちいった。 こ話も無らん門から忘れられようする頃、 土ゲな円談も断り続けたおは50歳を前に 病気で息を引き取った。 その後毎年春秋2回村門は地蔵の前で踊っ たり歌ったりしての霊を慰めることなった 。ち話したい。 地方弁で語るちの民は倉手軍のお話で 川向きぞお送りしました。 語りは高野れ子さん、ナのか子さんのお 2 人幸と平の若者の喧嘩女性がしても結構こ方便は怖い感じがしました。ところでか子さん実際にこの舞台となった苗寺にいらっしゃったそうです。いかがですか? あ、そうですね。えっとこの川向き事蔵があの現造するのかどうかというのを確認しに福さんの方へ行かせていただきました。 あの、今経済ではなく、あの、裏手の方にきちんとまだ、 あの、この川き事蔵として、あの、ご反置されているのを、あの、確認しました。 どちらかというと、このお話は怖いお話の部類に入るんでしょうか? そうですね、ちょっと怖い話で地元では川麦向き地蔵ではなく川地蔵という形で あの、はい。語り継がれているようでしたので、あの、年頃にあの、お汚きちんと話をさせていただきました。 はい。 いかがでしたでしょうか?届く声届ける声。 12 月になりましたが、来年もまたお楽しみただけることと思います。 では

2025年12月1日放送
案内人:栗原景子氏(かたりね代表)
朗読者:高野玲子氏・奈木野香代子氏

毎週月曜日 11:30-11:45
FMちょっくらじお(86.1MHz)にて放送中。
リスラジ( http://listenradio.jp/ ) で全国のラジオ局から選んで頂ければインターネットの同時放送をお聴き頂けます。

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