【12月01日 KOREA WAVE】

俳優キム・スヒョン氏(左)と故キム・セロンさん=News1 DB
韓国の俳優キム・スヒョン氏と、今年2月に亡くなった女優キム・セロンさんをめぐる「未成年時の交際」疑惑について、キム・セロンさんの母親が交際を裏付ける証拠があると主張して一部資料を公開したことに対し、キム・スヒョン氏側は「根拠のない資料」として強く反論した。
キム・セロンさんの母親は11月26日、法的代理人を通じ、「セロンが未成年だった当時、キム・スヒョン氏と交際していたことを示す資料の一部を公開する」として、複数の証言と物証を公表した。
母親側が提示したのは、キム・セロンさんの知人の証言、2017年にキム・スヒョン氏がセロンに送ったメモ、メッセンジャーでのやり取り、そして2024年にキム・セロンさんがスヒョンに渡そうとしていた手紙など。知人の証言によれば、セロンさんが未成年のとき、キム・スヒョン氏と交際しており、一緒に済州島に行った際にはキム・スヒョン氏が空港まで送ってくれたという。
また、2018年にキム・スヒョン氏が軍服務中の休暇から復帰する際に交わされたメッセージには「ハートの絵文字」が含まれており、これが恋人関係を示す証拠だと主張。さらに手紙には「私たちが出会ってからもう5〜6年になる」といった文言が記されていた。
これに対してキム・スヒョン氏の代理人は、SNSで「交際写真を公開すると言っていたが、3月にも公開した“脅迫用の手紙”を再利用し、今回“新たに見つけた”という文書も俳優と関係がない」と反論。「特定できない人物との資料をすべてキム・スヒョン氏に結びつけようとしているが、資料の整合性もなく、辻褄が合っていない」と批判した。
さらに「根拠のない資料を流布し、名誉を傷つける行為をしながらも、“これ以上は証拠を公開せず、捜査結果を待とう”というのは理解できない。これ以上、名誉を傷つける争いを続けることに意味があるのか、再考したい」と語った。
これに対し、キム・セロンさんの母親は翌27日、再び立場表明を発表。「悩んだ末に発表したが、返ってきたのは代理人による遺族やセロンに対する嘲笑と侮辱だった」と主張し、代理人に対して韓国弁護士協会やソウル地方弁護士会に懲戒を求める申し立てをしたと明かした。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News




