11月28日（現地時間）、エンポリオ アルマーニ（Emporio Armani）は、2026/27年秋冬シーズンより、メンズコレクションをミラノ・ウィメンズ・ファッションウィーク期間中に発表する方針を明らかにした。
今回の決定は、レオ・デロルコ（Leo Dell’Orco）とシルヴァーナ・アルマーニ（Silvana Armani）が、生前のジョルジオ・アルマーニ（Giorgio Armani）の意向に基づき承認したもの。エンポリオ アルマーニの美学とブランドの一貫性をより強固にする新たな章の幕開けとなり、ウィメンズ期間にメンズを発表する構成は、グローバルで進むファッションカレンダーの再編にも対応した動きと言える。
エンポリオ アルマーニは、前シーズンのミラノ・メンズ・ファッションウィークでコレクション「ORIGINS」を披露し、ブランドの美学の原点へ立ち返り、異文化への純粋な関心とアイデンティティ形成の物語を深く掘り下げた。アフリカ文化から着想を得た色彩や幾何学モチーフ、軽やかなフォルム、そしてクレープやリネンなどの素材使いが特徴で、モロッコのモザイクやベルベル人のテントを想起させるパターン、タトゥーの儀式性を思わせる刺繍など、装飾性と知的探求心に満ちたワードローブを提示した。
こうした“原点回帰”と“文化的探求”を軸としたクリエイションを展開する一方で、ブランドは今後の大規模プロジェクトにも積極的に取り組んでいる。
エンポリオ アルマーニおよびスポーツラインのEA7は、イタリア代表チームのパートナー兼オフィシャルアウトフィッターとして、ミラノ・コルティナ2026 冬季オリンピック／パラリンピックに向けた特別イベントを開催する。イベントはミラノ・メンズ・ファッションウィーク期間中、1月17日（土）に、マンツォーニ31（Via Manzoni 31）のエンポリオ アルマーニ ストアで行われる予定だ。
また、ミラノ・メンズ・ファッションウィークは、例年通り、ジョルジオ・アルマーニがボルゴヌオーヴォ21（Via Borgonuovo 21）で1月19日に行うショーで締めくくられる。
さらに、ジョルジオ アルマーニ プリヴェ（Giorgio Armani Privé）によるオートクチュールコレクションはこれまで同様、1月と7月にパリのパラッツォ アルマーニで発表され、ジョルジオ アルマーニのウィメンズコレクションも従来通りミラノ・ファッションウィーク期間中に披露される予定である。
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