風間俊介
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 俳優の風間俊介(42)が、29日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演し、かつて出演したTBSドラマ「3年B組金八先生」の思い出を語った。

 武田鉄矢演じる中学教師・坂本金八と生徒たちの愛情あふれる交流を描いた人気シリーズで、風間は99年の第5シリーズから出演。表向きは優等生だが、裏では同級生の弱みを握り、いじめる兼末健次郎を演じた。

 役作りは「何も考えてなかった」という。「台本に書いてあることで、こういうことかなと思ってやって」。チーフディレクターは、「VIVANT(ヴィヴァン)」などで知られる福澤克雄氏で、「福澤監督に全部、仕込んでもらいました」と振り返った。

 武田の言葉も印象に残っているという。「『金八先生』を撮っている時から、“俺は金八先生という役はやるけど、俺は金八先生じゃないぞ”と、武田さんが言ってて。その本当の意味って年々、身に染みて分かってくる」。さらに、「熱血教師というのをやりながら、“本当に大事なのは、ちょっとズルしちゃった時に反省したり、飲んだくれているおじちゃんとしゃべったりする時間にも、学びは山ほどあるよ”ということをいっぱい教えてもらいましたね」とも話した。

 インパクトの強い役どころだけに、反響も大きかったという。「凄かったです。ドラマって凄いなと思って」。印象的な出来事を一つ、明かした。「地元でヤンキーに絡まれて。“お前、出てんだろ”って。“ああ…きちゃった”って」。すると、そのヤンキーは思わぬことを口にしたという。「そしたら、そのヤンキーが、“お前、あんま調子に乗るなよ。俺、知ってんだぞ?お前が裏で悪いことしてる”って」。風間と兼末をダブらせて圧をかけてきたという。

 「聞いた時、ドラマって凄いなって。ヤンキーが凄くすごんでくるんだけど、言っていることは“めちゃくちゃ見てるぞ”っていうことを言ってるなって」。影響力の大きさを実感しながらも、「僕がじゃなくて、あのドラマは現実だと思って見てくれている」と、役者としての喜びを口にした。

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