2026年5月16日、17日に東京・味の素スタジアムで『BE:FIRST Stadium Live 2026 We are the “BE:ST”』を開催することを発表したBE:FIRST。ホール、アリーナ、ドーム、ワールドツアーと着実に歩みを進め、さらに次のステージに進んでいく彼らへの注目度は高い。10月29日にリリースされた初のベストアルバム『BE:ST』も好評で、The Jackson 5のカバーとなるリード曲の「I Want You Back」は歌番組でも多々パフォーマンスされ、老若男女の心を掴んでいる。YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』では特別なバンドアレンジバージョンで披露し、メンバーたちの高い歌唱力を再提示するとともに、また違った楽曲の表情を見せてくれた。

BE:FIRST – I Want You Back / THE FIRST TAKE

 そんな「I Want You Back」は、BE:FIRSTと他のアーティストとの交流のきっかけのひとつにもなっているようだ。これまでBE:FIRSTは自身たちの楽曲を使って、さまざまなアーティストとダンスコラボ動画をSNSで公開してきたが、「I Want You Back」も例に漏れない。むしろ、今までよりも幅広いアーティストとの交流が見られる。たとえば、JUNONがコラボをした三宅健。さすがは“スーパーアイドル”の三宅、実に華やかに踊っている。JUNONは大先輩を前にしているからか、どこか緊張した様子が垣間見える表情も新鮮だ。

 さらに、JUNONはCHEMISTRYともコラボ。こちらはダンスではなくアカペラで「I Want You Back」を歌っており、CHEMISTRYの息の合ったハーモニーにJUNONがきれいに溶け込んでいる。

 こうした国内アーティストだけではなく、海外アーティストの中でも広がりが見える。まずは、11月3日に東京ドームで開催された『MUSIC EXPO LIVE 2025』でコラボパフォーマンスをしたことも記憶に新しいENHYPENのNI-KIとともにSOTAが踊っている動画。2人ともマイケル・ジャクソンにリスペクトを持っているためか、笑顔で歌を口ずさむような様子も。ダンスの実力者なだけあり、リラックスして踊っている姿も様になっている。

 さらにJUNONはCORTISのMARTINともコラボ。それぞれのダンスの色を出しながらも、最後は楽しそうにじゃれ合っており、微笑ましい世界が広がっていた。

 

 こうしてコラボアーティストの幅が広がったのは、「I Want You Back」という名曲が新たな縁を繋いでくれたからかもしれない。そう考えると、楽曲の持つパワーの偉大さを改めて実感する。そして、そんな楽曲をリスペクトをもってカバーし、自分たちのカラーもしっかり見せられるBE:FIRSTのスキルにはただただ感心するばかりだ。

 また、11月10日にはDa-iCEの花村想太と「Stare In Wonder」でSOTAがコラボをしている。その投稿に花村は「個人的に過去一難しかったです。流石すぎる」「3日間くらい練習させてーーーー」とコメント(※1)。こういった動きは、両アーティストにとってファンの輪が広がっていくきっかけにもなるかもしれない。ちなみに、花村はコメントとは裏腹にさすがのダンス力を発揮しているので、そちらにも注目してみてほしい。

 楽曲を通して、アーティストたちとの関係性を丁寧に積み重ねてきたBE:FIRST。曲そのもののパワーが大きい「I Want You Back」は、まだまだ彼らとアーティストをつなげていくのだろう。楽曲の広がりだけでなく、BE:FIRSTというグループ自体の広がりにも注目だ。

※1:https://www.tiktok.com/@befirst_official/video/7571034964238683413

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高橋梓

フリーランスライター。エンタメ系を中心に、企画・取材・執筆をしています。

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