本作は、李相日監督(「フラガール」)が、吉田修一氏(「悪人」)の著作を映画化するもの。歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年をめぐる壮大な一代記を紡ぐ。吉沢をはじめ、横浜流星、黒川想矢、越山敬達、田中泯、渡辺謙らキャスト陣が吹き替えなしで挑んだ歌舞伎シーンも話題となっている。邦画実写としては22年ぶりに興収100億円を突破し、第98回米アカデミー国際長編映画賞の日本代表に決定している。
5月にはカンヌ国際映画祭の監督週間部門、6月には上海国際映画祭のインターナショナル・パノラマ部門のカンヌエクスプレス、9月には米アカデミー賞の前哨戦ともいわれる第50回トロント国際映画祭のスペシャルプレゼンテーション部門や釜山国際映画祭に出品。10月にはタイ・バンコク国際映画祭でクロージング作品として上映された。配給した数多くの作品がアカデミー賞にノミネートされてきた映画配給会社・GKIDSによって、26年の北米公開も決定している。
