本日11月28日放送の「A-Studio+」(TBS系・よる11時)に、俳優の板垣李光人さんがゲスト出演。活躍の場を広げる板垣さんの素顔に迫ります。過去に配信した板垣李光人さんの記事を再配信します(2025年11月24日の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

【写真】絵本作家デビューした板垣李光人さんと絵本(全5枚)

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大好きなマンガをきっかけに「読む」ことに親しみました
子どもたちの「転ばぬ先の杖」になるとうれしいです

 11月6日に、構成や絵、文章を手がけた初の絵本『ボクのいろ』を出版した俳優の板垣李光人さん。もしかしたら、子ども時代はかなりの読書家だったのでは……? 子ども時代のお話を中心に、絵本にこめた思いを聞きました。

大好きなマンガをきっかけに「読む」ことに親しみました

――板垣さんは、どんな小学生でしたか?

 休み時間になると、友達と絵を描いたり読んだマンガの話をしたり。どちらかというと、外に出て走りまわるより室内で遊ぶことが多いインドア派でした。

――絵本作家デビューを果たしました。やはり、子ども時代はたくさん本を読んでいたのですか?

 僕は、マンガが大好きなんです。小学生時代なら定番は『週刊少年ジャンプ』。本当によく読んでいました。

 家にもマンガがたくさんあったんです。『ドラえもん』は全巻そろっていましたし、ほかにも『キテレツ大百科』や『オバケのQ太郎』もよく読んでいました。ですから「読む」ことはマンガをきっかけに親しんでいったという感じです。

――学校で好きな教科はなんでしたか?

 図工です! 絵を描くことは幼少のころから大好きでした。好きなマンガのキャラクターもよく描いていましたね。

 あと、国語も好きな教科でした。本も好きだったので、学校の図書室でも読んでいました。『かいけつゾロリ』シリーズもよく借りました(笑)。

――小さいころからお仕事をされています。学校の行事に出られなかったり、早退したりすることもあったのではないでしょうか。

 もうそれが普通の生活になっていて違和感はありませんでしたし、友達も理解してくれていました。もし、仕事を始めるのがもっと遅かったら、状況はまた違ったのかもしれませんね。

子どもたちの「転ばぬ先の杖」になるとうれしいです

――『ボクのいろ』は、まっ白なからだをもつ不思議な生き物の「ヌル」が、色とりどりの世界の中で悩みながらも自分の色を見つけるまでの物語です。

 小学校から中学、高校、大学、そして社会に出て仕事をしていく中で、僕たちはひとりでいるよりも集団に属していることが多いですよね。それは安心感につながりますが、そこから自分が少しでも「はみ出している」と感じた瞬間、その安心感は劣等感に変わってしまうことがありますよね。

(撮影/徳永 徹)
(撮影/徳永 徹)


 

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三宅智佳

編集者、ライター。出版社で女性誌の編集を経て、フリーに。ファッション誌や書籍を中心に活動、現在は「AERA with Kids」誌面の編集・執筆を多く手がけるほか、WEBでも子育てや教育分野、著名人インタビューなど精力的に執筆を行う。生活まわりのグッズや本紹介も得意。

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