公開日時 2025年11月28日 05:00


東小中学校音楽部ありがとうコンサートに出演した部員ら=11月18日、東村営体育館(提供)

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琉球新報朝刊

 【東】東小中学校音楽部は18日、東村営体育館で「ありがとうコンサート」を開催した。中学3年生部員の引退を前に、地域住民や保護者に感謝を伝えようと企画された。当日は100人を超える観客が訪れ、音楽部の演奏とカラーガードの演舞に見入った。
 音楽部の中学生9人は今年6月から、全国大会出場を目指してカラーガードの練習を開始した。講師の山内奈月さんの指導を月1~2回受けながら練習を重ねてきた。衣装やフラッグなどの道具は保護者が試行錯誤を重ねて手づくりし、地域住民から多くの寄付もあった。
 11月3日に沖縄コンベンションセンターで開かれた「第38回マーチング&バトン in オキナワ2025」では、カラーガード編成全国選考部門に初出場して銀賞を受賞したが、全国大会出場には届かなかった。保護者の宮城哲也さん(43)は「目標があったから上達が早かった。受験勉強と部活を両立しようと計画的に動くなど、成長が見られたのがうれしい」と話した。
 今回のコンサートは、大会結果の報告と感謝を伝える場として設けられたという。顧問の奥村愛里教諭は「中学3年生にとっては最後の大会。応援してくださった皆さんにありがとうを伝えたいと思った。『よかったよ』と言ってもらえて、よかった」と振り返った。
 中学3年の部長・宮城優楓さん(15)は「楽器とカラー両方を練習するのは大変だったけど、皆がついてきてくれて、よかった」と語った。同じく3年の金城優奈さん(15)は「積み上げてきた練習の成果を見てもらい、感謝を伝えられた」と達成感をにじませた。(山本真知子通信員)

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