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エピソード6『ルイスとハーヴィー』“Cats, Ballet, Harvey Specter”

あらすじ

ハーヴィーとルイスは互いの存在について改めて考える。

ネタバレ感想

オンライン・モールのオーナー〈エメット・フォード〉の上場計画が頓挫し、昇進テストでカトリーナにこの仕事を託すルイス。

ルイスの方は、マッカーノン社がアストンマーティンと買収することになり、ドミニクの意向で承諾するから彼の望みを受け入れるつもりだとハーヴィーに話します。

思い入れのある最初の顧客が離れてしまうことや、妊活に本気のルイスが仕事そっちのけで子作りを優先して予定になかった〈ジョーン・ウォルシュ〉の相手まで押し付けられたことにイライラが募るハーヴィー。

5000万人のフォロワーを持つ16歳のインフルエンサーモデルに会社の化粧品で肌が荒れたと騒ぐ動画を出され、死活問題で早く動画を削除させろと急かされます。

慈善事業のプロボノをやってくれる弁護士を探していたドナに自分がやると声をかけたサマンサ。

サマンサの協力を嫌がっていましたが、彼女はアレックスの依頼人にプロボノへの寄付を取り付けるよう頼んでもいて、思いがけず500万ドルの小切手を受け取る事になったドナは、素直にサマンサに任せる事に。

カトリーナはブライアンに声をかけて上場の案件を一緒に担当するようです。

取締役会長の〈エイケン〉がゴールドマン時代の恨みで上場を却下されたそうで、エイケンの嫌がらせを証明する必要があります。

証言録取でエイケンにエメットを憎んでいることを認めさせ、それなら取締役会の議事録を開示しろと要求。

しかし開示した議事録を調べてもエイケンが個人的な恨みから反対した証拠はなく、時間稼ぎの罠だったことに気付くカトリーナ。

子煩悩なブライアンに限って不倫はないと思っていたものの、徹夜でカトリーナと作業する2人の光景はいい感じそのもの。遠目でこれを見たドナも黙って引き返すほどです。

ハーヴィーは16歳の小娘相手に気の進まない交渉をするも、相手方から1000万ドルの和解金を提案されてイラつきが収まらず裁判で争う構えです。

苛々しているハーヴィーに当たられたルイスはリプシッツ先生に逐一これを報告し、親密な関係の自分達だから夫婦カウンセリングよろしく、「ハーヴィーもここに連れて来たい」と言い出しました(笑)

ハーヴィーの気持ちを分かりたいから手を貸してくれと頼まれて、リプシッツ先生も「彼を連れて来られたら手を貸そう」と答えてしまいます。一番のハードルはハーヴィーをこの場に誘い出せるかどうかです。

ハーヴィーが荒れてルイスに昔のようにキツく当たっていたのはマーカスが結局離婚する事になったからで、とことん実家族の問題に弱いところがあります。

ドナに嗜められ考え直したハーヴィーはなんとリプシッツ先生に会いに行く提案をのむという飛躍っぷり。誘っておいてすっぽかされるのは慣れっこルイスは疑いつつも「必ず行く」というハーヴィーに嬉しそう。

慈善団体の資金集めパーティーに出席したサマンサとドナはかなり打ち解けますが、サマンサは慈善団体に問題がある気がする、とのこと。

普通パーティーには予算の5%を使うものなのに、ドナが懇意にしている〈ペギー〉の資料によればこの5年間5.3%使っていて、「彼女は怪しい。些細なことほど疑うべき。絶対に怪しいわ」と友達の不正疑惑を指摘されます。

友達としてまずは自分がペギーと話して判断するから動くのは待って欲しいと約束したにもかかわらず、ペギーに会いに行くとサマンサが500万ドルの小切手の支払いを止めたせいでドナを紹介した自分はCEOからクビにされたと泣きつかれてしまうドナ。

サマンサに訳を聞くと、ドナを信じてペギーじゃないなら外注業社が絡んでいそうだと考え、CEOに知らせたのだそう。しかしCEOからは「現状で問題ない」の返事で、クロを確信していた、と。

そうだとしても、「友情を壊さないやり方があったはず」だとドナはサマンサを拒絶しました。

ハーヴィーは本当にリプシッツ先生のところへ行っており、ルイスと2人並んでカウンセリングを受ける様子がシュールで笑えます。

リプシッツ先生の前でも激しい喧嘩になってしまい、ルイスは怒って1人で出て行き、残されて「時間の無駄だった」とこちらも怒るハーヴィーに「君にも問題がありそうだ。ルイスが了承さえすればいつでも話を聞くよ」とリプシッツ先生。いっそ事務所お抱えのカウンセラーにしてはどうでしょうか。

ドナにブライアンと進展したか聞かれて「彼のことは友達としか思ってないわ」と否定したカトリーナですが、この質問で更にブライアンを意識する事になりそうです。

昇進が懸かった案件なのに、エイケンからは名誉毀損で反訴されるハメになり、珍しく感情を爆発させて大きな怒りを見せたカトリーナ。

しかし、ブライアンの何気ない言葉で録取の時の弁護士と反訴の弁護士が違う、つまり「前任はエイケンが録取で嘘をついたからサインを拒んだ」ことが分かって道が開けます。

またしても“今夜は徹夜”コースになりかけるも、「あなたには妻子がいる。これ以上独り占めできない」ことを理由に、ブライアンには家へ帰るよう言いました。

アレックスに正論を言われたドナは、ペギーに肩入れし過ぎて怒鳴ってしまったことを素直にサマンサに謝り、サマンサもドナの判断を待つべきだったのに我慢できずに動いてしまったことを謝ります。

心が読めるドナの「100%ペギーは加担していない自信があるわ」という言葉をサマンサも信じてくれて、慈善団体を何とかするために今度は2人で行動を起こすようです。

今使っているパーティー会場から、年間予算の0.3%分リベートを貰っているのではないかとCEOに指摘し、記者に暴露されたくなければ辞職してペギーをCEOにしろと迫る2人。揃って立っているだけで半端ない迫力があります。

CEOは今日中に辞職することになり、ペギーとの友情も慈善事業も守れそう。

リプシッツ先生にまた呼ばれたハーヴィーはルイスの子作り話を自慢だと捉えており、実はルイスに嫉妬していたなんてなぁ。

かけがえのない自分の家族を持とうとしているルイスはハーヴィーにとって憧れが強いという部分も。

「子供が生まれたら親は用済みだ」なんて言っており、ルイスの関心すらも自分からなくなることを恐れているのです。

マイク、レイチェル、ジェシカ、ケイティ……と自分の元から去っていく人が多過ぎると考えてしまうあたり、母親から受けたトラウマは根深そう。

カトリーナは勝利を収め、何も気付いていない鈍めなブライアンから家に帰してくれたおかげで妻とゆっくり過ごせたことを嬉しそうに感謝されています。

カトリーナがこのままブライアンを友達と割り切って親友になれる日が来るといいんですけどね。

 

親友といえば、若かりし日の思い出があるブルペンでルイスにリプシッツ先生を紹介してもらったお礼を言うハーヴィー。

「君を大切に思ってることも気づいた。大切な存在だから怖かった」

「失うのが?だから突き放した?こりゃ驚いた、君は私になったんだ!」

「それはない」

「いや、そうだよ。私たちは兄弟だ!君も言え、この話をバラすぞ」

「俺たちは兄弟だ」

「聞こえなかった、もう一度言わないとバラすぞ」

……という一連のやり取りが最高です。

調子に乗ったルイスの嬉しそうな表情と言ったら(笑)

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▼次回、エピソード7

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