2025.11.26
2025年11月26日(水)に行われた、映画『WIND BREAKER』完成披露試写会に上杉柊平と濱尾ノリタカが出席した。
不良が街を守る、ヒーローになる。破壊ではなく、守るために拳を振るうワルたちの闘いを描く大ヒット漫画『WIND BREAKER』がついに実写映画化し、12月5日(金)に全国にて公開する。

グリーンカーペットに登場した十亀条役を演じる濱尾は「皆さんこんばんは。十亀条を演じさせていただきました濱尾ノリタカと申します。今日はお忙しい中、ご来場いただきありがとうございます。映画『WIND BREAKER』がより一層盛り上がるようなイベントになったらいいなと思います」と話し、梅宮一役を演じる上杉は「梅宮一を演じさせていただきました上杉柊平です。この作品の魅力を短い時間でぎゅっと伝えられたらいいなと思っていますので、ぜひ楽しんでいってください。よろしくお願いします」と挨拶。

役柄について上杉は「僕と八木さんが演じた“ことは”もそうですけれど、1個外から見てなきゃいけないこととか、その中で彼らをどう導いてあげられるか、何個もある答えの中から提案してあげられるかっていう立ち位置ではあったので、どういう距離感でみんなと接していくかは意識しながら、プライベートの面も含めて、そういう(現場での)佇まいを今回はしていました」と話し、濱尾は「監督と最初から、ナンバー2の苦悩みたいなものを大事にしようというお話はさせていただいていたので、(山下幸輝さん演じる)丁子が一番上にいる中で、自分は下との関係もあったりして、一番苦しい役どころだったのではないかなと思いますし、すごく丁寧に描いてもらっている本だったので、しっかり感情の機微を描けるように、皆さんにお伝えできるようにということは第一に気を付けました。アクションはそんなに経験がなかったので不安点も多かったのですが、アクション練習の時から水上くんがサポートしてくれました」とコメント。

その後行われた舞台挨拶で濱尾は、作品を観た感想を「僕がこの作品を観て最初に思ったことは、人や何かと向き合うということを描いた作品なんだなと感じました。自分の役どころの十亀と山下くん演じる丁子のシーンは、人と向き合うことや、頼ることが詰まっている部分になっていたので、皆様も誰かに頼ることが怖いとか、そういう経験は絶対あることだと思うので、皆さんも自分のことのように観られる作品だと思います。ぜひ楽しんで、心を動かして観ていただけたらとても嬉しいです」と述べ、上杉は「撮影が始まる前に監督とお話をさせていただいて、映画を観終わったお客様が血がたぎって誰かを殴りたくなってしまうような映画ではなくて、身近な誰かを守りたいって思えるような映画が作れるといいねという話から僕はスタートしているので、自分が守りたいものとか、ここにいる人たちとか、そういったものをすごい意識しながら撮影を続けて。完成した作品を観た時に、こういう形になるんだって、温かいものを感じる作品ができたなと。もちろん沢山アクションがあって、喧嘩するシーンがあって、人のことを殴って、そういうのは色々あるんですけれども、何かを守りたくなる、強さにフィーチャーしたんじゃなくて、答えのない弱いところみたいなのを照らしてくれる作品。こういう喧嘩ものの作品では、なかなかないんじゃないかなと思います。そういった作品が今この時代に実写でやることで、漫画じゃなくて、アニメじゃなくて、この人間がやったことである熱量みたいなものが全て詰まっていたなと思いますので、今からそれを、こんな立派な音響システムで体感していただけると思うと楽しみでしょうがありません。皆さんもぜひ楽しんでいってください」と語った。

また、山下さんとの熱いバトルシーンについて聞かれると上杉は「(山下さんは)僕の動きなんかより機敏な動きで、体にくるような、結構ダメージがあるだろうなっていう動きを沢山する役なので満身創痍だったと思うんですけれど、本番は思っていたより熱量がすごかったんですよ。山下くんの熱に僕は引っ張ってもらったっていう感覚があって。撮影終わりにカメラマンさんと『あの時、山下くんに引っ張ってもらったね』なんていう話をしていたぐらい、彼のエネルギーに僕はすごい引っ張り上げてもらって、お互い良いシーンができたかなと思います」と振り返った。
続いて、これだけは守り抜きたいことはという質問に濱尾は“エモーション”と書いたフリップを掲げ、その理由を「感動とか感情を大事にしたいなと思っていたら、それが全部含まれるのはエモーションという言葉かなと思って。そういう心の機微を大事にして生きていきたいなと思っております」と回答し、上杉は「健康です」と答えた。




