中澤実子

中澤実子

中澤実子が出演する映画『もういちどみつめる』の初日舞台挨拶が11月22日に行われ、監督・キャスト陣とともに中澤が登壇した。

同作は、『HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話』で、“分かりあえないからこそ対話を続ける必要があるののではないか”と探求した佐藤慶紀監督が、新たに対話の重要性を描いた作品。生まれながら他者とのコミュニケーションに難を抱える典子役の筒井真理子と、複雑な家庭環境や過去を抱える18歳の青年・ユウキ役の髙田万作がW主演を務める。また、典子の理解者である明夫をにしやま由きひろ、ユウキの従兄弟・健二を徳永智加来が演じ、本作で中澤は健二たちと典子が運営するキャンプ場にやってくる大学生・由香理を演じる。

本編上映後に行われた舞台挨拶に登壇した中澤は、「由香理役を演じました中澤実子です。今日はたくさんの方に来ていただけて嬉しい気持ちでいっぱいです。本日はよろしくお願いします。」とあいさつ。続けて「由香理はみんなとキャンプに来ているのに、一人で苔を探しに行ってしまうような少し不思議な子です。(髙田さんが演じた)ユウキはそんな由香理とはすぐに会話をするようになって。由香理はユウキにとって、これからも人と会話するきっかけになる存在なんじゃないかなと感じていました。」と自身が演じた役どころについて説明。また、由香理と自身の共通点について聞かれると、「私は比較的誰とでも話したり、仲良くなれたりするタイプだと思っていて。学生時代には、普段あまり一緒にならない子と帰りの時間が一緒になったときにも『一緒に帰ろ』と声をかけていたりしたので、そういう(誰とでも仲良くなれるような)ところは由香理と共通するところかなと思います。」と答えていた。

映画『もういちどみつめる』は新宿ケイズシネマ他にて公開中。ぜひ劇場でご覧ください。

 

【あらすじ】
山のキャンプ場を営む典子の元に突然の来訪者がやって来る。それは、1年前に少年院を出所した甥っ子のユウキ。ユウキは、典子の姉である母親を探していると、このキャンプ場にやってきたが、典子が義理の兄に電話すると、ユウキと義理の姉はうまくいっていないとのこと。ユウキにキャンプ場でバイトをさせてあげ、「私にできることは、あなたの話を聞くことだけ」と寄り添う典子は、近所に住む明夫によると、人の表情を読み取るのが苦手で、言葉が大事。「世界の見方は皆同じじゃない」と言う典子に、次第に心を許していくユウキ。
そんなある日、典子の息子でユウキの同い年の従兄弟である健二が、大学の友達とキャンプにやってくる。森の植物や星など、ユウキと由香理が共通の話題で盛り上がるのを見て嫉妬した健二は…」

 

※敬称略
©Aerial Films

 

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