
映画がくれた勇気とこれから
みなさんはホリデーシーズン、おすすめの過ごし方などありますか?
私は、ぽかぽかとした気持ちで過ごしたい夜、昔からいつも映画を観ます。今日は、私がどんな人間なのかを少し知って頂くためにも、私の好きな映画についてお話しさせて頂けたら嬉しいです。映画の好みは、言葉で自己紹介をするよりも、その人の心の内側を表す気がするので、少し緊張します。
まずは、邦画。本当はもっとたくさんあるのですが、『風立ちぬ』『怪物』『リップヴァンウィンクルの花嫁』は少なくとも10回ずつくらいは観ました。
続いて洋画。『West Side Story』『The Wedding Singer』『East of Eden』『La La Land』『Kill Bill』『The Notebook』『Gone with the Wind』『E.T.』『Big Fish』『Silver Linings Playbook』『The Terminal』などなど。
Letterboxdというアプリで、観た映画の記録をつけているのですが、見返してみると人生を振り返ったような気分になりました。『風立ちぬ』を観に繰り返し映画館に通った小学校6年生の夏。なんとなく1人でとてつもなく寂しかったときに『リップヴァンウィンクルの花嫁』を観てこの世界の美しさに気付けた瞬間。『West Side Story』に感動して、アメリカで挑戦したいという心の中の炎が灯ったとき。『怪物』が、忘れたくなくて守りたい自分の中の感覚を教えてくれて救われたり、『Kill Bill』に憧れてアクションと殺陣を習い始めたり。

映画はいつも私のすぐそばで、自分からも隠していた想いに気付かせてくれたり、唯一の居場所になってくれたり、1人じゃないと教えてくれたり、生きる意味をくれました。私も、誰かにとってのそんな作品に出演することが夢です。誰かがいつか、スクリーンの中の私が演じた役と友達になってみたいと思ってくれますように。頑張ります。
(11/25/2025)

北川 悠理 (きたがわ・ゆり)
幼少期をロサンゼルスとサンディエゴで過ごし、日本に帰国後、2023年までの約5年間アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動。卒業後、単身渡米。UCSDに留学し、演技と映画制作を専攻。2025年、本格的にLAに拠点を移し演技の専門学校を修了。映画や舞台の脚本執筆、書籍の出版など新米作家としての一面も。





