俳優ハン・サンジン(47)が、逝去した先輩俳優イ・スンジェさんを哀悼した。「最後まで教えを示してくださった真の大人でした」と、故人への深い尊敬と悲しみを語った。
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ハン・サンジンは11月25日午前、本サイト掲載メディア『OSEN』とのインタビューで「訃報を聞いて信じられなかった。本当に胸が痛い」と沈痛な心境を明かした。
イ・スンジェさんは同日未明に逝去。これまでも健康悪化の噂が続いていたことから、多くの後輩や同僚俳優たちが一層大きな悲しみを抱えながら追悼の意を示している。
イ・スンジェさんとハン・サンジンは、MBC時代劇『イ・サン』(2007~2008)、『馬医』(2012~2013)で共演し、深い縁を結んできた。
(写真=ハン・サンジンInstagram)
ハン・サンジンは「昨年末から今年初めにかけて体調が良くないと聞き、一度ご連絡を差し上げた。その後、先生が1月にKBS演技大賞を受賞され、その姿を見ながら、多くの同僚や後輩が先生に感謝の気持ちを抱いていた」と振り返った。
続けて「先生は『演技大賞は年齢ではなく、実力で受ける賞だ』とおっしゃっていた。人気ではなく“演技”で示すべきだという言葉に、俳優として大きな刺激を受けた。まさに真の大人であり、俳優だけでなくテレビ界を代表する“大きな存在”だった」と語った。
また「共演した2作品でも、セリフの暗記力は後輩たちよりはるかに優れていた。初めてお会いしたときはすでに70代だったが、撮影スケジュールの変更を求めることは一度もなかった」と尊敬の念を示した。
個人的な思い出についても、「先生は台本にアクセントを丁寧に書き込んでいた。『イ・サン』『馬医』の撮影で私が悩んでいると、『隣に来なさい』と呼んで直接教えてくださった。当時の私は未熟で、先生から本当に多くのことを学んだ」と語った。
さらに「作品が終わった後も、お会いするたびに『お前が出ている作品、全部見ているぞ。よくやっている』と声をかけてくださった」と深い感謝を伝えた。
(写真提供=OSEN)
最後にハン・サンジンは、「先生が1月に演技大賞を受賞されたとき、そのスクショをSNSに載せた。『視聴者に負っている恩が大きい。感謝しかない』という先生のスピーチを聞き、俳優としての本分を改めて胸に刻んだ。俳優は視聴者に支えられている存在であり、より謙虚でなければならないと感じた。イ・スンジェ先生と同じ時代に俳優として共に作品を作れたことが、本当に光栄で感謝してもしきれない。先生は最後まで教えを残してくださった。胸が締めつけられるほど悲しい。この言葉をどうしても伝えたかった」と声を震わせた。
なお、故イ・スンジェさんの葬儀はソウル峨山病院葬儀場30号室に設けられ、弔問は午後1時から受け付ける。出棺は11月27日午前6時20分、埋葬地はイチョン市のエデン楽園となる。
(記事提供=OSEN)
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