
幻冬舎の見城徹社長
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「幻冬舎」の見城徹社長(74)が22日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。伝説のロックスター、尾崎豊(享年26)との関係について明かした。
見城氏は創業32年で29冊ものミリオンセラーを生み出してきたヒットメーカー。これまで石原慎太郎氏、五木寛之氏といった文豪、坂本龍一さんら大スターとも仕事をしてきた。尾崎さんとも「見城さんとしか仕事をしない」と言われるほど、信頼関係を築いたという。
MCの加藤浩次から尾崎さんについて質問を受けると、見城氏は「いや、それはもう、どれくらい羽交い締めにしたかわかんない」と苦笑した。
加藤も「劇場型。尾崎豊さんは凄い分かる。感情が歌に出る人ですから」と感心すると、見城氏は「“このままいったら俺は自殺するしかない”ってぐらいに彼も詰めてくるんで。追い詰められるわけですよ。全てを捧げて彼と付き合ったっていう思いはあるし、彼のわがままを全部許してきた、受け止めたっていう気持ちもありますから。でも、それくらいしないと、尾崎豊が書いた、尾崎豊著って本は6冊ぐらいありますけど、それは全部僕が出しているんですね。僕以外は彼は渡していない。それぐらいの関係を築いてきたわけだから」とした。
「そうやってしか編集者っていい作品は作れないと僕は思ってます。何ていうのか、密接な関係なんですよ。で、これ正直に言いますけど、尾崎豊が死んだ、亡くなったっていう報を受けた時に、最初の感情はなんかほっとしました」と振り返った。
これには加藤も「凄い感情ですね、それって。だってそこまで見城さんぐらい密に付き合ってくれる人が、当時の尾崎豊さんには、たぶんいなかった。身内以外の方で」と指摘。見城氏は「いなかった。だから今でも、尾崎豊の歌を誰かがカラオケで歌い始めると、僕は聞けないです。外に出ます。だから、どこかで尾崎豊の歌がかかると、僕は消すかその場を離れます」と話した。
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