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エピソード14『愛と犠牲』“Pulling the Goalie”
あらすじ
マイクはハーヴィーが気分転換できるよう、一緒に案件を担当しようと誘うが、思わぬ展開に苦しめられる。ルイスは訴訟に個人的な感情を持ち込まないよう、自分に言い聞かせる。ドナは事務所の役に立つことで、自分の存在を認めてもらおうとする。
ネタバレ感想
シーラの婚約者〈ザンダー〉と鉢合わせてワルい男になり切れなかったルイス。
ようやくシーラとの未来が明るいというのが幻想だと気付き、別れることを決意しました。
しかし、“スキャデン事務所”で働くザンダーの方から喧嘩を売られ、逆に闘志に火がついた感じがします。
2人が取り合っているのがあの癖の強いシーラというのがシュールですが。
経歴詐称の裁判でマイクのことも公平に扱ってくれた〈ロールズ判事〉が『私欲で評決を覆した疑い』をかけられているそうで、職を失わないためにもマイクに弁護を頼みたいとやって来ます。
恩知らずなマイクはバッサリ断るも、才能を無駄にしないと法廷で訴えたのは嘘だったのか食い下がられ、結局判事の頼みを聞くことになりそうです。
ポーラと別れたハーヴィーの気を紛らわさせるため、この案件を一緒にやろうと誘い出しました。
“ポリコード社”対“Kシステムズ社”の訴訟で、判事はKシステムズの主張を認めて評決を覆しており、判事はKシステムズの株主でもあり、企業との癒着を指摘されたわけですが、判事自身は白紙委任信託だから知らなかったのです。
白紙委任をこちらが持ち出せば余裕の案件で、この訴えの裏には、複数の訴訟を担当している判事が訴えられることで担当から外されることを真の目論見にしているのではないかと気付くマイク。
相手方“スミス事務所”の訴訟を避ける誓約書にサインすれば判事への訴えも取り下げられ、職も名声も守れると言っても、「脅しに屈するのは倫理に反する。こんな裏取引せずに疑いを晴らして。裏取引したらお金で評決を覆すのと変わらないわ」と高尚なロールズ判事。
ビルのオーナー〈デヴィッド・フォックス〉から、ジェシカを締め出して事務所の評判が落ちて滞納の恐れがあるから保証金を4倍に上げたい、役員を説得する必要があるから事務所が再編して安泰だという内容の書面を作って届けてくれ、と遠回しにナンパされるドナ。
しかしこれはナンパではなく、事務所が再編したことを書面にさせた上で「事務所の再編で賃貸契約は無効だ。90日以内に立ち退いてくれ」と言われてしまいます。なんだよ、ただの嫌な奴かよ。
ドナはレイチェルに相談して、なんとかビルオーナーを訴えるために相応の理由探しを始めます。
レイチェルがドナからハーヴィーにキスしたことを聞かされている時、マイクもハーヴィーにポーラと別れた理由を聞いてドナにキスされていたことが発端だと聞いています。
全ては“予期しないこと”が原因で、今回の案件についても先方は判事がサインしないなんて“予期していない”ことに目を付けるハーヴィー。
判事のサインを偽造して相手方に見せ、それで向こうが訴えを取り下げたら判事の交代が目的だったとハッキリする、判事を助けるために多少の危ない橋を渡ろう、という不安のある作戦です。
カトリーナは既にザンダーのことを調べ上げており、怒れるルイスは専門外の技術法という土俵に上がって嫌がらせ訴訟をふっかけます。
いくらルイスでも、その道の専門家に勝てるのでしょうか?
まともにやり合っても勝てないと悟ったルイスは無理矢理審問を延期にし、煽ってくるザンダーに怒りが爆発し、シーラとの約束を破って「私は君の婚約者とヤりまくってる!」と叫んでしまったのは妄想か。それでもルイスならやりかねないし、シーラを奪われた上に訴訟で負けることになったら目も当てられず、どんな方法を使っても訴訟で勝ってやると暴走気味。そろそろアンガーマネジメントに真剣に取り組むべきです(笑)
リプシッツ先生からは、カウンセリングそのものがルイスにとって害になっているから暴露せず勝つ方法を探すのが嫌ならもう来ないでくれ、と宣告を受けてしまいました。
スミス事務所の〈シアー〉に偽造サインを見せるも、訴えは取り下げないとのこと。
「彼女は法を無視する。12年前も2ヶ月前もそうだった。これまで何度やったか分からないわ」と主張され、ロールズ判事の不正疑惑に信憑性が出てきます。
判事を問い詰めると、まだ新米だった12年前に16歳の少年についた公設弁護人が最悪で少年を成人として裁くことになってしまったそう。公設弁護人は取引を蹴って裁判すると言い出して見ていられず少年と直接接触していたロールズ判事。
少年を助けるためとはいえ、「違法に変わりはないし、弁護士である自分達に隠し事をする判事は守れない」と言うハーヴィー節に、「マイクの裁判でアニタ・ギブスはあなたの共謀を疑って私に盗聴の許可を求めてきたの。知事を使って圧力をかけてきたけど私は却下した。根拠が不十分だから」と応戦。
ハーヴィーもこの判事でなければ不公平な服役を余儀なくされていたのかもしれません。
ハーヴィーとマイクで意見が割れ、お互いに言ってはいけないことまで言い合いぶつりますが、結局すぐに仲直り。
マイクは半年前に例の公設弁護人をスミス事務所が雇っていたけれど、その頃にはまだ“エクソダイン社”の訴訟は起きておらず、他に目的があることを掴んでいます。
判事が罷免されれば過去7年の彼女の判決も見直されるのですが、ロールズ判事の判決で損をした人はスミス事務所にはいないという謎。
ルイスにアドバイスを求めると、大して資料も見ずに銀行の案件だと返事が返ってきました。判例のせいで合併できない顧客も、合併できれば皆が投資して利益になるのです。
話し合いをせずに訴状を出したことで契約条項に反し、退去の猶予がなんと30日に早まってしまう結果に。
自分のせいでポーラを失ったばかりのハーヴィーには頼れず、レイチェルと2人でまた策を練るドナ。これが裏目に出ないことを願うばかり。
カトリーナのおかげで勝てる道筋を得たルイス。シーラとの仲を暴露せずに和解が済みます。
シーラは更にザンダーの顔を立てようと、見逃してほしい、自分が上だと文書にさせるのはやめて器の大きさを見せて欲しい、と頼みに来ました。
ハーヴィーから事務所のトップとしてではなく、友達として「利益より大切な人を優先すべき時もある」とのアドバイスを貰ったルイスはやはりシーラからの頼みを断り切れず、ザンダーを見逃すことに。本当に、いつか誰か良い人と巡り会って一緒になれたらいいですね。
合併のために判決を変えるのは紛れもない犯罪で、スイス事務所から「合併を可能にする」と言って売り込まれたという顧客6社からの宣誓供述書が取れました。
ここまでバレてしまえばロールズ判事への訴えを取り下げるしか道はありません。
ビルの向かいの空中権を取得したドナとレイチェル。ビルからの眺めが最大にして唯一の売りだったフォックスから、その眺望を取り上げてしまおうというのです。
今まで通りビルを賃貸するだけでなく、空中権の支払いに加えて賃料も1割引にしろとヤクザな条件を突き付けて解決に。
ポーラと付き合っていると知りながらマイクがドナに気持ちを伝えるよう背中を押したのは何故かとハーヴィーに聞かれ、「僕はドナとハーヴィーをくっつけたかった」と答えたマイクはナイスです。
今は誰とも付き合う気はなくても、この先ドナとは長く一緒にいるのは確実で、そうなれば2人が惹かれ合うのもやはり定石通りな気がします。
なんとなんと、男気を見せたルイスが報われそうです。
シーラはザンダーと別れてルイスのところに来て、「私が愛してるのはあなたよ。それを忘れてた。でもこの2週間は心が踊ったわ。私のために闘い犠牲を払ってくれた。運命の人となら子供のことも運命に任せる」と。
頑なだったシーラの気持ちをルイスが変えられたのです。
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SUITS/スーツ シーズン7[ ガブリエル・マクト ]
▼次回、エピソード15
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