公開日時 2025年11月21日 05:00


舞台で演目を披露する西表の演者ら=10月12日、嶋仲自治公民館(提供)

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琉球新報朝刊

 【与那国】民俗芸能・文化交流事業「結い風~響まし我島ぬ芸ぬ数々~」(民族芸能・文化交流事業実行委員会主催)と題した、西表島(竹富町)と与那国島の芸能公演がこのほど、与那国町嶋仲自治公民館で行われた。
 眞謝マリナ実行委員長は与那国島出身。縁あって嫁いだ西表島で、さまざまな行事や祭事を通じ、大切に受け継がれてきた唄や芸能に触れる機会を得た。「西表の芸能を生り島の与那国の人にも見せたい」「与那国の芸能を西表の人に肌で感じてもらいたい」との強い思いが湧き上がり、今回の芸能公演を企画した。
 西表から「祖納嶽節」「干立口説」「高那節」「デンサー節(独唱)」「下原節」、与那国から「道唄」「ながく節」「ドゥングトゥ(狂言)」「変わりゆくなんた浜」の演目が行われた。両町の町民や観光客を含め100人近い人々が会場に集まった。
 来場した70代の男性は「方言はまだまだこれからだが、キングイ(狂言)に取り組む若者の情熱が素晴らしい」と、若い演者が伝統芸能に携わろうとする姿にエールを送った。(崎元友紀通信員)

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