公開日時 2025年11月20日 05:00

映画と舞台を融合 宜野座、23日「ウムイ」上映
フランスで披露された獅子舞(提供)

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琉球新報朝刊

 【宜野座】宜野座村を舞台に伝統芸能の継承を描いたドキュメンタリー映画「ウムイ 芸能の村」(ダニエル・ロペス監督)が23日、村文化センターがらまんホールで上映される。映画と舞台演舞を組み合わせ、上映後には出演者などが舞台で琉球舞踊や獅子舞を披露する。フランスツアーを経て1年半ぶりに村での上映に、ロペス監督は「沖縄の伝統芸能を受け継いでいく大切さを見て感じて」と話し、多くの来場を呼びかけた。
 映画は、村内で琉球舞踊や沖縄三線、獅子舞など地域の伝統芸能の継承に関わる9人とその家族らを中心に描く。伝統芸能を継承する人々の誇りや生きざま、葛藤といった「ウムイ(思い)」を、美しい映像と語りで表現した。上映後に映画の出演者も含めて、スクリーン前の舞台で四つ竹や浜千鳥、エイサーなどの演舞が始まる。
 ロペス監督は「沖縄の文化はすごく素晴らしいし、当たり前にあるものではない。映画と舞台がクロスすることで、映像で表現した伝統芸能の継承が、現実と続いているということを感じてほしい」と力を込めた。
 上映は午前11時と午後3時の2回。前売り券は一般3千円、学生1500円で当日券は500円増し。チケット予約や問い合わせは村文化センターがらまんホール、電話098(983)2613。(玉寄光太)

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