一条岬の同名恋愛小説を、初共演となる道枝駿佑&生見愛瑠で映画化した、“歌をつくる2人”を通して愛を描く映画『君が最後に遺した歌』が2026年3月20日(金・祝)に公開される。本作より、生見の歌唱シーンとFilm Artworkが解禁された。

原作は、デビュー作「今夜、世界からこの恋が消えても」で第26回電撃小説大賞を受賞した一条が手掛ける2作目の小説。メガホンを取るのは、『アオハライド』(14)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)など数々の恋愛映画を作り上げ、2026年2月には『ほどなく、お別れです』の公開も控える三木孝浩。また脚本には、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13)や『君の膵臓をたべたい』(17)などを手掛けた、ラブストーリーの名匠、吉田智子。音楽は映画『糸』(20)で第44回日本アカデミー賞優秀音楽賞にノミネートされた、日本を代表する音楽プロデューサー亀田誠治。日本映画界屈指のクリエイターが集結し、本作の制作を担当する。

主演には、本作が待望の初単独主演となる道枝。4年前に映画主演デビューを飾った三木監督作品で再び主演を務めることへの大きな喜びと、座長としての覚悟を持ち本作に挑む。そしてヒロインには、俳優としての活躍もめざましく、本作で歌唱とギターに初挑戦した生見。明るく天真爛漫な役柄が多かった生見が、初めてクールな孤高の存在を演じ、令和のニューヒロインに挑戦。詩作を密かな趣味とし、代わり映えのしない日常を送る主人公の水嶋春人が、文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」を抱えながらも歌唱と作曲の才能を持つ遠坂綾音と出会い、人生を大きく変えていく様子が描かれる。

今回初解禁されたのは、引き裂かれる2人の恋を生見の歌声に乗せて映した最新映像。「僕らの歌は残り続けると、彼女はいつか言った―」という春人のモノローグで始まる予告では、文字の壁に苦しむ綾音に春人は歌詞を提供することで手を差し伸べる様子や、放課後の部室、2人きりで歌を作り上げる青春の日々が映しだされていく。少しずつ距離を縮めていく2人だったが、幸せな毎日から一転、大粒の涙を流す春人と、悲しみに崩れ落ちる綾音の姿が。せつない別れを予感させる映像に仕上がっている。今回解禁された歌のタイトルは、「君と見つけた歌」。劇中歌はすべて音楽プロデューサー亀田の書き下ろし楽曲だという。透き通った声色の中に宿るエネルギーと、そこから伝わる芯の強さを、映像と共に味わってほしい。

あわせて解禁されたのは、最新ビジュアルFilm Artwork【You and Me】。まばゆい観覧車の光の中で愛おしそうに見つめ合う春人と綾音。2人の交錯する視線に宿るのは、お互いを大切に想う深い愛。文字の読み書きが難しい綾音の代わりに春人が言葉を紡ぎ、綾音が歌い上げる。そんな、この2人にしか奏でられない“愛の形”が感じられるビジュアルになっている。

“歌をつくる”時間を共にし、恋心を抱くも運命に翻弄され、それでも互いを愛おしむ2人の10年間の恋を描いた感涙必至のラブストーリー。初共演の2人が奏でる、かけがえのない愛の物語に期待が高まる。

文/サンクレイオ翼

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