長寿人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』でリチャード・ウェーバー医師を演じるジェームズ・ピッケンズ・Jrが、実生活で前立腺がんを患っていた事実を公表した。皮肉にも、彼が演じるウェーバー医師が最新シーズンの中間フィナーレでがんであることを告白した直後の出来事であり、「人生が芸術を模倣する」という不幸な事例として、多くのファンに衝撃を与えている。

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早期発見が鍵!40歳からの定期検査を強く推奨

現在、ジェームズはブラック・ヘルス・マターズ(BHM)と協力し、前立腺がんの早期発見を啓発するための活動を行っている。彼は自らを早期発見の有効性を示す「生きた証拠」であると宣言し、特に黒人男性や家族に前立腺がんの病歴がある男性に対し、40歳になったら定期的に検査を受けるよう強く促している。

公共広告(PSA)への出演に加え、ジェームズはBHMに対して胸の内を明かしている。

「誰も聞きたくないニュースですが、正直に言うと、私の家族には前立腺がんが蔓延していました。父もそうでしたし、父には多くの兄弟がいて、そのうちの数人がそうでした」と遺伝的な要因が大きかったことを認めている。

家族に受け継がれる病歴とジェームズの決断

「90歳の従兄弟がいますが、彼はまだ生きていて、実際にかつて患っていました。その息子もそうです。彼の兄弟の何人かも闘っていました」その上で、「私が知る限り、それで亡くなった人はいません」と続け、親族が病と闘いながらも長生きしている事実が、彼自身の治療における希望となったことが窺える。

昨年、医師から泌尿器科医を紹介されたジェームズは、放射線治療ではなく、ロボット支援による前立腺全摘術という外科手術を選択し、がんの治療に成功した。

ジェームズが手術を選んだ背景には、その病状の特殊性があった。「本当に早期に発見できたので、それが最善の道だと考えられました」と彼は説明する。さらに、「私は、めったに見られない稀な変異種を患っていました。彼らは念には念を入れて、注意深く経過を観察したいと考えました。それは十分に稀だったので、彼らは細部にわたって確認したいと考えたのです。しかし、彼らは私のものほど早期に検出された例を見たことがありませんでした」と述べている。

ジェームズが公の場で自身の闘病経験を語ることは、多くの人々、特に前立腺がんのリスクが高いとされる層に対し、検査の重要性を改めて認識させる力強いメッセージとなっている。

『グレイズ・アナトミー』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:Deadline

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