人気ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した大ヒット作『ウィキッド ふたりの魔女』の完結編、『ウィキッド 永遠の約束』の前売りチケットが、アメリカのチケット販売プラットフォーム「Fandango」でPG指定作品として史上最高のセールスを記録していることがわかった。
また、ユニバーサル・ピクチャーズ作品としては今年(2025年)最高の記録だという。米Deadlineが報じている。
『ウィキッド 永遠の約束』の前売りチケットは10月8日に発売され、現時点でおよそ5週間が経過した。現時点での売上成績は、実写版『美女と野獣』(2017)や『アナと雪の女王2』(2019)、そして前作『ウィキッド ふたりの魔女』を上回るペースだという。今年公開の作品では、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』やDC映画『スーパーマン』を超える成績だ。

目下の課題は、今年最大の米国オープニング興行収入を記録した『マインクラフト/ザ・ムービー』の1億6,275万ドルを超えられるかどうか。『ウィキッド 永遠の約束』は、10月末の時点では初動成績1億1,150万ドル程度と予想されているため、このままのペースでは記録更新は怪しいところだが、前作のヒットを追い風にできるか。
なお、前作『ウィキッド ふたりの約束』のオープニング興行収入は1億1,250万ドルで、ブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品としては史上最高記録だった。2部作の後編というハンデを背負っている以上、まずは前作超えをひとつのハードルとして考えるべきだろう。
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『ウィキッド 永遠の約束』では、“西の悪い魔女”となったエルファバと、オズの“善の象徴”となったグリンダの関係が悪化していくなか、オズの魔法使いによって“カンザスの少女”ドロシーやブリキの木こり、かかし、ライオンが集められる。群衆が蜂起し、人々に危機が迫る中、グリンダとエルファバは世界を変えるため、再び力を合わせなければならない……。
出演者にはエルファバ役のシンシア・エリヴォ、グリンダ役のアリアナ・グランデ、フィエロ役のジョナサン・ベイリー、マダム・モリブル役のミシェル・ヨー、オズの魔法使い役のジェフ・ゴールドブラムなど、前作キャストが続投する。監督はジョン・M・チュウ、脚本はウィニー・ホルツマン&デイナ・フォックス。劇中曲は舞台版よりスティーブン・シュワルツが手がけ、本作だけの新曲も追加される。音楽はシュワルツ&ジョン・パウエル。
映画『ウィキッド 永遠の約束』は2026年3月、全国ロードショー。
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Source: Deadline
