【11月14日 KOREA WAVE】

チョン・ソミ=インスタグラムキャプチャー(c)MONEYTODAY
韓国の歌手チョン・ソミ(24)が自身のブランド製品のプロモーションで、大韓赤十字社のロゴに酷似したデザインを無断使用した疑いで告発された件について、ソミ側が「赤十字社による告訴ではない」と説明し、現在は友好的な協議がなされていると明らかにした。
チョン・ソミとともにビューティーブランド「GLYF」を展開するビュブルコリアは11月7日、SNSで立場を表明し、「代表とチョン・ソミが赤十字に類似したデザインの使用により告発されたという報道があったが、本件は赤十字社ではなく第三者によって提出されたもの」「赤十字社からは『当社の自主的な対応に感謝しており、告訴などの法的手続を取る意志はない』との公式回答を受け取った」と説明し、赤十字社との間で友好的な協議が進んでいる状況であることを強調した。
問題となったのは、GLYFが発表した新製品プロモーション用の「Emotion Emergency Kit」のデザイン。白地に赤い十字マークが描かれた救急箱を模したパッケージが、大韓赤十字社のロゴと類似しているとして指摘が相次いだ。
赤十字のロゴは、戦争や災害時の人道的支援を象徴する重要な国際的標章であり、大韓赤十字社組織法により商業目的での使用が厳しく禁じられている。違反した場合、1000万ウォン以下の罰金または500万ウォン以下の過料が科される可能性がある。
議論が広がる中、GLYF側は11月6日に「応急処置というコンセプトを視覚的に表現する過程で起きた誤りであった」と釈明し、関連コンテンツの投稿をすべて中止。すでに流通したキットのデザインも回収・再制作すると明らかにした。
だが7日にはチョン・ソミとビュブルコリアの代表を相手取った「大韓赤十字社組織法違反」に関する告発状がソウル城東警察署に提出された。告発人の身元は不明で、警察は現在、告発内容を検討中。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News
