株式会社TVer(本社:東京都港区、代表取締役社長:大場洋士)は、「TVer Biz Conference 2025」を開催しました。
■TVerサービスはこの10年で大きく成長。今後の注力事項は「コネクテッドTV」や「スポーツ」など
代表取締役社長 大場洋士
イベント冒頭では代表取締役社長の大場が登壇し、TVerが4,120万MUB(※1)、月間再生数4.96億回(※2)を達成し大きな成長をしている点について触れました。広告主、広告会社、放送局、関係各所への感謝を述べつつ、インターネット時代における「TVerのあり方」と「今後の決意」を語りました。
取締役 佐竹正任
取締役の佐竹正任は「TVerの現状」としてサービスの特徴や利用者層について解説。2025年3月に1.7億再生を記録した「コネクテッドTV」への注力について触れ、「連続再生機能」の追加による再生数の増加や、ゴールデンプライム帯以外のレギュラー番組で初めて実現した『ラヴィット!』のリアルタイム配信開始を報告。さらには今後、ショート機能や大型スポーツコンテンツに注力していくと表明しました。
■「TVer広告」は2025年度上期の前年同期比206%と成長、新たな広告商品も
広告事業本部 本部長 増村信也
広告事業本部 本部長の増村信也は、TVerの広告セールスについて解説しました。改めてTVerに広告出稿する主な方法とその特徴から、2024年度のTVer広告(※3)売上・キャンペーン数ともに前年比を上回ったことを報告。そして2025年度上期のTVer広告売上も前年同期比206%と、成長を継続していることを強調しました。
「なぜTVer広告は成長を続けられるのか?」という理由については、「サービスの成長によるリーチおよび広告在庫の拡大」を基盤としつつ、今後さらに強化する予定の「広告主・広告会社とのパートナープログラム」「セルフサーブ機能の利用拡大」が伸長の要因であると説明しました。また、「効果計測ソリューション」の紹介とともに、高い効果を発揮している事例も紹介し、TVer広告の強みをアピールしました。
広告プロダクト本部 本部長 大野祐輔
TVer広告で大きく成長している「セルフサーブ機能」については、広告プロダクト本部 本部長 大野祐輔がプレゼンテーション。利用数増加に伴い、2025年に刷新したセルフサーブ機能について、年齢は「5歳刻み」が「1歳刻み」に、配信秒数は「規定秒数のみ」から「6秒〜60秒任意」になるなど、近日リリース予定の項目も含め大幅に改善したことを報告しました。
「外部データ接続先のアップデート」としては、IntimateMergerに加えて、AudienceOne、ロイヤリティマーケティング、Fortunaのデータを活用したターゲティング配信が可能に。これにより、ライフスタイルやデバイス環境など、これまで取得できなかったデータが活用できると明かします。
また、ユーザーの半数以上がTVerで番組視聴中に一時停止を利用していることに着目。一時停止時に広告を表示する新たな広告フォーマットを発表しました。
■TVerのメディア価値を注視データで解き明かす。REVISIO代表「高価値のインプレッションを提供」
広告事業本部 カスタマーサクセス2部 部長 中村渉(写真左)、REVISIO株式会社 代表取締役社長 郡谷康士氏(写真右)
REVISIO株式会社 代表取締役社長 郡谷康士氏を招いたスペシャルコンテンツ「REVISIOの注視データで解き明かすTVerのメディア価値」では、AIによる人体認識技術を活用し、テレビスクリーンのAttention(注視)データを日本で唯一取得している同社のデータをもとにトークを展開。モデレーターは、TVer 広告事業本部 カスタマーサクセス2部 部長の中村渉が務めました。
TVerの注視度が高いデータについて、郡谷氏はその理由を「TVerを視聴するユーザーは『この番組を見よう』という目的視聴意識が高く、能動的に番組を選択するため」と説明しました。さらに、複数人での視聴(共視聴)が多いこと、CMも長く注視されていることから、TVerはメディアとして「高価値のインプレッションを提供している」と述べました。
■「TVer広告」の最新活用戦略を解説。データ活用や少額予算の事例を紹介
広告事業本部 TVer広告セルフサーブ推進PJTリーダー 東岳彦(写真左)、株式会社unerry サービス企画開発部 General Manager 一枝悟史氏(写真中央)、株式会社Global Japan Corporation 執行役員/営業部 鈴久名範昭氏(写真右)
また、黎明期からTVerのセルフサーブを活用してきた広告会社を代表して株式会社unerry サービス企画開発部 General Managerの一枝悟史氏、株式会社Global Japan Corporation 執行役員/営業部の鈴久名範昭氏と共に「広告会社のための最新活用戦略」と題したトークを展開。モデレーターは、TVerより広告事業本部 TVer広告セルフサーブ推進PJTリーダーの東岳彦が務めました。
一枝氏は、同社が持つデジタルとリアルを融合させた生活者行動のビッグデータを活用することで、TVerユーザーを「広告主のお客様」に促すこと、次回の施策へとつながる取り組みが可能であると強調。鈴久名氏は、年間1,000本以上動画制作をしている強みを生かし、少額予算から動画制作・運用が可能なことを紹介しました。
■「TVer Sales AWARD 2024」表彰式開催
株式会社電通 内藤和大氏
株式会社セプテーニ 本間崇司氏
株式会社博報堂 湯川紘史氏
イベント後半では、2024年度(2024年4月~2025年3月)の「TVer広告」のセールスにご協力いただいたパートナー企業に贈る、2024年度パートナープログラムの表彰を開催しました。受賞企業は以下の通りです。
Diamond Partner/株式会社電通
Gold Partner/株式会社セプテーニ
Silver Partner/株式会社博報堂
受賞企業を代表して株式会社電通の内藤和大氏が挨拶。内藤氏は「各放送局からの予約型、そして運用型のTVer広告と、それぞれの特徴や強みを最大限に生かし、徹底的に考えてセールさせていただいた1年でした。それが実を結ぶかたちとなり、非常に良かったと思っております」と振り返りました。
取締役 齊藤靖史
最後は取締役の齊藤靖史が登壇し、TVerがスタートした10年前と比べてサービスも広告も成長してきたとしつつ「これからも関係各社と共に、TVerのサービスを飛躍的に発展させていきたいと考えております。何卒よろしくお願いいたします」と締めくくりました。
※1:2025年1月1日~1月31日における、TVer単体でのユニークブラウザ数
※2:2024年12月1日~12月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSP LIVEを合計した全デバイスでの動画再生数(TVer DATA MARKETING調べ)
※3:株式会社TVerがセールスする運⽤型の広告商品。TVer上で配信されている広告については、「TVer広告」のほか在京在阪の放送局がセールスを⾏う予約型広告もあります。
■株式会社TVerについて
株式会社TVerは、民放各局が制作した安心・安全なテレビコンテンツを、いつでもどこでも完全無料でお楽しみいただける民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」を主に運営しています。
2020年7月、前身の「株式会社プレゼントキャスト」から「株式会社TVer」に社名を変更し、テレビ局が制作したコンテンツの面白さを、新しい”テレビ”の価値とともに提供しています。
「TVer」は、2015年のサービス開始以来、累計アプリダウンロード数は9,000万、月間ユニークブラウザ数は4,120万を超え、2025年10月には月間動画再生数も5.4億回を突破しました。今後も、テレビをアップデートし、「場所」や「時間」から”開放”することで、コンテンツを身近に、自由に楽しむ機会を提供してまいります。
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