シーン3:ひときわ輝くダイヤモンド。毎年恒例のジュエリー&ウォッチスペシャルの主役は福島リラ。今ではミュウミュウのミューズを務め、「ジョン・ウィック」シリーズ最新作『バレリーナ:The World of John Wick』への出演も記憶に新しいですね。映画の撮影現場とキャンペーンを飛び回る彼女の輝きは、身にまとうダイヤモンドをはるかに超えています!(p.77)

3つのシーンを貫くテーマ:「曖昧になる境界線と、書き換えられる役割」です。今月号の主役たちは、みなアジアにルーツを持ち、音楽、映画、ファッション、ビューティーの垣根を越えて、軽やかに動き回っています。グローバルなスターには、もはや字幕は必要ありません。さらに今月はビューティーセクションでも、日本をクローズアップ。日本酒の発酵成分、米エキス、富士山を望むスパリゾートなど、日本の「和」のテイストを取り入れたリチュアルを紹介しました。これもまた、スキンケアという「脚本」をもとにした映画のシーンと言えるかもしれません。

場面転換、カメラの反対側にいる私の姿:さあ、これでおしまいです! 今月号は、私がヘッド・オブ・エディトリアル・コンテントとして手がける最後の号になります。読者の皆さん、私たちを見守り、一緒に夢を見、信じてくれてありがとうございました。とはいえ、ヴォーグではエンドロールが流れることは決してありません。一つのシーンが終わっても、次も必ず、わくわくするシーンが待っているからです。

愛をこめて、フェードアウト。

Photo: Sean and Seng Translation: Tomoko Nagasawa Text: Tiffany Godoy

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