11月11日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比68円83銭安の5万0842円93銭でこの日の取引を終えた。前日の米国でハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、一時は600円を超える上昇となる場面もあった。その後はポジション調整の売りに押され、マイナスに転じた。その一方で、決算発表を受けて個別物色も積極的に行われた。

 

【主要指数】
・日経225: 50,842.93(-68.83)
・TOPIX: 3,321.58(+4.16)
・ドル/円: 154.33(+0.18)
・ダウ: 47,368.63(+381.53)
・ナスダック: 23,527.17(+522.64)
・SOX: 7,156.95(+209.59)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は45銘柄(46%)、下落は49銘柄(51%)、変わらずは3銘柄(3%)で、売り優勢だった。

大手ゲーム関連を見ると、好決算を発表したソニーG<6758>が後場に入って買われたほか、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、コーエーテクモHD<3635>が高く、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>が安い。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、引け後に決算発表を控えていたネクソン<3659>が高く、マーベラス<7844>、トーセ<4728>も買われた。一方、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が変わらず、日本一ソフト<3851>、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、好決算を発表したDeNA<2432>をはじめ、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、グリーHD<3632>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が高く、ガンホー<3765>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、東映アニメ<4816>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、GENDA<9166>、エディア<3935>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。

 

最後に騰落ランキングを見ると、イオレ<2334>やソニーG<6758>、サン電子<6736>、ネクソン<3659>が値上がり率上位となり、Link-U<4446>、マイネット<3928>、GENDA<9166>、CRI・ミドルウェア<3698>が値下がり率上位となった。Link-Uについては、ソニーグループが決算説明会でクランチロール及びクランチロールマンガについて言及しており、明日の動きが注目される。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。

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