公開日時 2025年11月11日 05:00
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沖縄市の高江洲実教育長(左から3人目)に本を寄贈する第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団の新川秀清団長(同4人目)=21日、沖縄市役所
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琉球新報朝刊
【沖縄】第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団(新川秀清団長)は10月21日、沖縄市役所に高江洲実教育長を訪ね、沖縄戦後史を紹介する「沖縄戦後史 ビジュアル年表Vol.1 世替わりの轍(わだち)」120冊を寄贈した。市内の小中学校に5冊ずつ贈られ、学校の図書室などに置かれる予定だという。
同団体は今後他の市町村にもこの本を寄贈する予定だという。同団体は爆音の問題は戦後の歴史が深く関わっているため、若い世代に実相を伝えたいとの思いから書籍の寄贈を決めたという。
新川団長は「アメリカに負けた当時のことは思い出せることもたくさんある。沖縄の歴史は避けて通れないものなのでぜひ学んでほしい」と話し、書籍の活用に期待した。
高江洲教育長は「戦後80年でもあり平和について考える年だ。学校の平和教育で戦後のことを伝える資料をいただけた」と感謝した。(福田修平)
