松本白鸚
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 歌舞伎俳優の松本白鸚(83)が、9日放送のTBS「情熱大陸」(日曜後11・00)に出演。孫である八代目・市川染五郎(20)に声をかける場面があった。

 歌舞伎俳優の松本白鸚を祖父に、十代目松本幸四郎を父に持つ染五郎は、2009年、4歳の時に初舞台を踏んだ。出番の合間に、自身のスマートフォンで歌舞伎のライブラリー映像を見るという染五郎は「勧進帳っていう作品だけでもこれだけ上がってる」と説明。「うちの祖父が幸四郎を襲名した時の公演、だから40ぐらいかな。一番憧れてる役」と打ち明けた。

 そして「うちの祖父が16歳で初めてやって、最年少記録と最高齢記録をどっちも持ってる」と続け、「現役最多上演記録1200回ぐらいやってる。うちの祖父と言えば、この勧進帳の弁慶。早くやりたいです」と話した。

 番組では、新作歌舞伎「木挽町のあだ討ち」の稽古に密着。直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞した作家の永井紗耶子氏の同名小説が原作で、染五郎は、父を殺害され、仇を討とうとする美少年・菊之助を演じた。

 初日を終え、楽屋に戻ると祖父・松本白鸚の姿が。化粧を落としながら、染五郎は「今三越で帝国劇場展をやってるらしくて」と報告。「ラ・マンチャの衣装が展示してあるんで、今日行ってこようかなって」と、白鴎が半世紀以上にわたり主演したミュージカル「ラ・マンチャの男」に触れた。

 すると白鴎は「へぇ~三越で」と驚きながら、ふいに「ラ・マンチャ、やってくれ」とリクエスト。染五郎は「いやいや…」と気後れする様子を見せたが、白鴎は「26、7で僕やったんだよ。初演はね」と笑い、「(染五郎は今)ハタチだから」と太鼓判を押していた。

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