人気ドラマに登場→「食べてみたい」と話題に! 栃木県鹿沼市の“謎すぎる”給食メニュー「インド煮」って何だ? | オトナンサー
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2025.11.09
著者 : オトナンサー編集部
地域によって個性が出やすい「学校給食」。今回は栃木県鹿沼市の給食メニュー「インド煮」を紹介します。
「インド煮」ってどんなメニュー? ※画像はイメージ
給食の時間に並んでいた、懐かしいあの一皿。大人になって振り返ると、実は地元ならではのソウルフードだった、なんてこともありますよね。栃木県鹿沼市の「インド煮」もその一つ。名前からインド料理を連想しがちですが、実は学校給食から生まれたソウルフードです。
給食から地域のソウルフードに
インド煮が生まれたのは1970年代。当時の栄養士が「パンに合うおかずを子どもたちに提供したい」という思いから誕生しました。それ以来、鹿沼市の小中学校の給食で定番メニューとなり、今でも多くの人に親しまれています。
具材は、地元のジャガイモやニンジン、タマネギ、こんにゃく、豚肉、さつま揚げ、うずらの卵など盛りだくさん。見た目は肉じゃがに似ていますが、味付けにはカレー粉とケチャップを使い、子どもが食べやすい味わいに仕上げられています。栄養面では、炭水化物、脂質、タンパク質のバランスがよく、成長期の子どもにぴったりの給食メニューといえるでしょう。
気になる名前の由来は、「インドといえばカレー」という発想から生まれたようです。覚えやすく、親しみやすいネーミングですよね。
インド煮は学校給食だけにとどまらず、地元の地域資源として、2017年からは鹿沼市の農産物直売所「あぜみち」でも販売開始。こうした取り組みによって、給食発祥のメニューが地域のソウルフードとして広く知られるようになりました。
さらに、2021年には俳優・市原隼人さん主演の人気ドラマ「おいしい給食 season2」(テレビ神奈川ほか)の第6話で紹介されたことをきっかけに、インド煮の知名度が急上昇。放送後のSNSには「食べてみたい!」「作ってみました」という声が上がり、鹿沼市のソウルフードとして改めて注目を集めました。
学校給食から生まれ、幅広い世代から親しまれているインド煮。素朴で優しい味わいは、地元ならではの温かみを感じさせてくれます。鹿沼市を訪れる際は、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
(オトナンサー編集部)
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