今月の『Actors -life & music-』は、
俳優であり作家の 中江有里さん が担当。
立冬を迎えるこの季節に、「本」をテーマに語ってくださいました。
子どもの頃から文字に惹かれ、本を読むことが日常だったという中江さん。
やがて「自分でも物語を書きたい」という想いが芽生えますが、
俳優としての活動を優先し、筆を一時封印。
しかし、ある映画の撮影中止という“偶然の空白”が
再び“書くこと”への扉を開いたそうです。
初めて手がけた脚本がNHKの脚本賞を受賞し、
それを小説化したのがデビュー作。
その後も小説やエッセイ、絵本など、
文字とともに歩んできた中江さんの人生が語られました。
最新作『水の月』では、実際の母親の病をモチーフに
姉妹の往復書簡を描くなど、深い人生経験が作品へと結実。
さらに、手作りで出版した書評集についても紹介。
