
上映会に登壇した南果歩
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女優の南果歩(61)が29日、主演を務めたショートフィルム「日々をつなぐ」の上映イベントに出席した。
再発乳がん患者の葛藤や、生きる力を見出していく過程を描く物語。南は9年前にステージ1の乳がんを宣告されており「オファーを受けて、シナリオを読む前から“これはやらねば”と思っていました。実体験と役柄がリンクするのはなかなかないこと。制作陣も私の経験をもとに依頼しているんだろうなと予想していましたので、やるべき仕事だと思ってやりました」と力強く語った。
作中で南演じる主人公は、乳がんが再発していることを医師から宣告される。その場面を自身の過去と重ね「いろいろなものがよみがえってきました。一瞬時が止まったような感覚。ドラマや映画でよく言われている“まさか私が”という言葉が心の中によぎりました」と振り返った。
ショートフィルムは日本イーライリリー公式YouTubeチャンネルで公開中。「毎日を当たり前に過ごせる奇跡を教えてくれる作品。これからもこの仕事を続けながら、社会復帰していく意味をメッセージとして伝えていきたい」と意気込んだ。
