前田敦子
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 元AKB48の女優・前田敦子(34)が、8日放送のフジテレビ系「相葉◎×部」(土曜後4・30)に出演し、グループの代名詞的なビッグイベント「選抜総選挙」の裏話を明かした。

 次に発売するシングル曲の選抜メンバーやセンターを決めるため、09年からスタート。前田は第1、3回でトップ当選を果たし、2度センターを務めた。グループを象徴するイベントだったが、18年の第10回でその歴史に幕を閉じた。

 元々は東京・秋葉原の小さな劇場で200人程度の客を前に毎日、公演を行っていたアイドルグループが、一気に国民的認知度を得たのが、この総選挙だったという。

 このイベントが始まったきっかけの一つが自分だったと、前田は推測する。「それを始めたきっかけが、まず私は“センターやりたくない”ってずっと言っていたし、メンバーは私が“センターやりたくない”って言っているのに、センターをやっているのに不満だったし」。総合プロデューサー秋元康氏の指示で、ほぼシングル全曲でセンターを務めていたが、センターに消極的な前田の姿勢は、他のメンバーの不満にもなっていった。

 フラストレーションは、ファンも同じだった。「ファンの人たちも、自分の推しメンがいるわけじゃないですか。何で前田敦子がセンターなんだよって、不満が凄くたまってしまって。それで秋元先生がたぶん、示しみたいなものを付けるためにやれって言ったんだろうと思う」と、自分なりの見解を示した。

 グループの顔として、花束と石ころが付いて回る立場。前田は「責任の重圧にも負けちゃうのが正直だったんだと思います。何で私だけがいっぱい言われなきゃいけなかったのか分からなかったし、だったらやりたくないですってなっちゃいますし」と、当時の率直な思いを口にしていた。

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