肌質改善サロン「ノーファンデ肌サロン S:RA」が、「ノーファンデ」に関する美容意識調査の結果を発表した。

この調査は、全国の10代から50代の女性500名を対象に実施されたもので、「隠す美容」から「育てる美容」へと、女性たちの美容観が変化している実態が明らかになっている。

検索数は前年比約180%増。
SNSで広がる「ノーファンデ」の価値観

Google Trendsの分析によると、「ノーファンデ」関連キーワードの検索数は前年比で約180%増加。

特に「ノーファンデ 下地」といった具体的なメイク方法に関する検索が伸びている。

また、Instagramでは関連投稿が約85万件(前年比+150%)、TikTokでは約45万件(前年比+200%)に達し、平均エンゲージメント率も通常の美容コンテンツの約2.3倍と、高い関心を集めていることがわかった。

SNS上では、単なる美容法としてだけでなく、「自信」や「自然体」といった価値観と結びつけて、自身の肌をポジティブに発信する投稿が増加しているという。

年代別「ノーファンデ派」割合:これらのデータから、若年層ほどノーファンデ派の割合が高く、年齢が上がるにつれて減少する傾向が見られます © 株式会社AZB

若年層を中心にファンデーション使用率が低下

調査では、「ファンデーションを使わない日がある」と回答した女性が全体の64%に上り、10年前の同様の調査(約35%)から大幅に増加。

年代別に見ると、10代の40%が「ノーファンデ派」であるのに対し、年齢が上がるにつれてその割合は減少し、世代間の意識の違いも見られた。

ノーファンデを選ぶ理由としては、「素肌の透明感を保ちたい」(68%)、「肌への負担を減らしたい」(49%)、「スキンケアで肌を育てたい」(38%)といった、肌そのものを健やかに保ちたいという意識が上位を占めている。

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注目が集まる「真皮層ケア」

ファンデーションを使わないために行っているケアを尋ねたところ、最も多かったのは「定期的なサロンケア」(42%)。

中でも、RF(高周波)やピーリング、美容成分の導入施術といった、ホームケアでは届きにくい「真皮層」にアプローチするケアに注目が集まっているようだ。

S:RAの代表は、「“メイクが要らなくなる肌”を育てることが今の美容潮流」だとコメント。

「ノーファンデ」は一過性のトレンドではなく、“素肌を育てる”という価値観の象徴として、今後さらに定着していくのかもしれない。

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■ 調査概要
調査名:ノーファンデに関する美容意識調査 2025
調査対象:全国の10~50代女性 500名
調査期間:2025年10月1日~10月15日
調査方法:インターネット調査(自社実施)
分析機関:ノーファンデ肌サロン S:RA 中目黒 調査チーム
有効回答数:500件

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