寒い夜、心をほぐしてくれる声がある。この秋、女優ユ・インナがパーソナリティを務める『ユインラジオ』(유인라디오/毎週金曜日午後6時5分~)が帰ってきた。柔らかな声と包み込むような語り口で多くのリスナーを魅了するこの番組は、癒しの時間を与えてくれるだけでなく、韓国語学習者にとって格好のリスニング教材でもある。

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見ても聴いても癒されるオールラウンダー女優

1982年生まれのユ・インナ(43)は、年齢を重ねても若々しさを保つ美しさと、特にそのかわいらしい声と童顔が魅力で、“ロマンチックコメディの女神”としても知られている。女優業のほか、ラジオDJ、ナレーション、声優、司会など、声を活かした活動でも存在感を発揮するオールラウンダーだ。

代表作には、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016年/全16話)、『真心が届く』(2019年/全16話)、『イニョン王妃の男』(2012年/全16話)、『シークレット・ガーデン』(2010年/全20話)などがあり、なかでも『トッケビ』では、死神役のイ・ドンウクとの切ないラブラインがメインカップルに劣らぬ人気を集めた。

『イニョン王妃の男』では、朝鮮時代からタイムスリップしてきた学者と現代の売れない女優の恋を描き、ファンタジーロマンスの名作として今でも根強いファンを持つ。筆者にとっても、好きな韓国ドラマの五本の指に入る作品だ。

(画像=YouTube)『ユインラジオ』が愛される理由

そんなユ・インナがパーソナリティを務めるYouTubeコンテンツ『ユインラジオ』のシーズン2が10月24日にスタート。筆者は、彼女が5年間DJを務めた前身の『ユ・インナのボリュームを上げて』(KBSクールFM)時代からの大ファンだ。

リスナーと心を通わせる穏やかで愛らしい語り口、ゲストとの自然体なやり取り、そしてウィットに富んだトーク——どれを取ってもユ・インナらしい魅力にあふれ、芸能人にもこの番組のファンが多いのもうなずける。

ゲスト陣も毎回豪華だ。シーズン1では、『トッケビ』で共演したコン・ユをはじめ、パク・ボゴム、カン・ハヌル、そして『スノードロップ』で共演したBLACKPINKのジスなどが登場。また長年の親友であるIUは『ボリュームを上げて』時代にも出演し、わずか15分で番組テーマ曲を作曲したというエピソードもある。

(画像=YouTube)シーズン2初回ゲストはキム・ゴウン

シーズン2の初回ゲストは、『トッケビ』で共演したキム・ゴウン。約9年ぶりの「ウンタクとサニーの再会」に、多くのファンが歓喜した。キム・ゴウンは、「シーズン1の頃から全部聴いていて、ずっと出たかったのにオファーがこなくて…」と拗ねながら、番組の大ファンであることを告白した。

ユ・インナは、キム・ゴウンの最新作『ウンジュンとサンヨン』を、「私の人生作品1位」と称え、「試練に打ち勝つ方法が本当に素敵。ゴウンとウンジュンはよく似ている」とコメント。キム・ゴウンが「オンニ~♪」と甘える場面も多く、まるで二人の普段の会話を聴いているような幸福感を味わえる。

(画像=YouTube)

続く第2回のゲストは、MAMAMOOファサ。“ガールクラッシュ(걸크러시/女性から見てもかっこいい女性)”の象徴ともいえる彼女だが、ユ・インナの包み込むようなトーンに導かれて、照れ屋で素直な女の子らしい一面を見せている。ステージ上のセクシーカリスマとは異なる表情を引き出したのも、『ユインラジオ』ならではだ。

「ラジオ+トーク番組」の形で展開される『ユインラジオ』は、ユ・インナの落ち着いた声と自然な語り口が心地よく、リアルタイムで“生きた韓国語”に触れられる、良質なコンテンツでもある。韓国語学習者にとっては、リスニングやシャドーイングの素材としても最適だ。これからの寒い季節、こたつでぬくぬく温まりながら、『ユインラジオ』で癒しと学びを同時に楽しんでみてはどうだろうか。

(文=田名部 知子)

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