掲載日

2025年11月7日

展示会「Source Fashion」は、1月13~15日のオリンピア・ロンドン復帰に合わせ、特別企画「Fashion Deconstructed(ファッション・デコンストラクテッド)」を新設する。

Image Source Fashion

これは、バイヤーや来場者に「ファッション生産の舞台裏をかつてない形で体感してもらう」ことを目的とした、没入型・実践型の企画だ。

アップサイクルやデニムのワークショップから、工場の生産ラインのライブ実演、専門家によるリペアセッションまで、来場者は「優れたファッションを形づくるクラフト、品質、構造」を探求する機会を得られる。

1時間でハイエンドなガーメントを仕立てる方法の習得から、プレミアム生地の特性の理解まで、「Fashion Deconstructed」はファッションのものづくりを生き生きと体感させ、実践的な知見と業界トップクラスの専門家によるインタラクティブな体験を提供する。

参加者は、業界の著名人が指導する多彩なワークショップに参加できる。AllSaintsの創業者でファッションデザイナーのスチュアート・トレヴァーがアップサイクリングセッションを主催し、Reskinnedの創業者ロス・バリーはデニムを分解して、その繊維や生地の特性を解き明かす。

イーストロンドンを拠点に衣料品の開発とサステナブルな生産を手がけるユニット、Apparel Tasker(アパレル・タスカー)とのパートナーシップで導入するミニ生産ラインでは、縫製スタッフがリアルタイムでガーメントを仕立てる様子を披露する。

さらに、1時間で複数枚のTシャツを生産する方法や、少人数のチームでハイエンドな仕立てを学ぶプログラムも用意。ほかにも、レザーのリペアセッションや実践的なデモンストレーションが会期中を通して行われる。

Source FashionのディレクターであるSuzanne Ellinghamは、次のように述べている。「Fashion Deconstructedは、何が“良い”のかを最も実践的に示す取り組みです。同時に、ファッションがいかに人の手によって支えられているかを伝えるものでもあります。私たちは、来場者の皆さまに、すべての衣服に込められた技術、配慮、クラフトマンシップを見て理解し、技法を試し、この業界を支える人々とつながっていただきたいと考えています。体験的で、インタラクティブで、そして楽しいのです」。

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