アメリカの経済雑誌 Forbes(フォーブス)が、毎年発表する「故人の高収入ランキング」の2025年度最新版を発表、第一位には Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)がランクインした。

Forbes によると、Michael Jackson は2009年に亡くなって以来、なんと35億ドル(約5,200億円)もの遺産を手に入れており、亡くなった有名人の中では最高額で「最も稼ぐ故人」としてその座を維持している。そして過去12か月間だけでも1億500万ドル(約160億円)を稼ぎ、今年のランキングでトップに立っている。
Digital Music News によると、生前の Michael Jackson は自身の音楽出版権とマスター音源を所有していただけでなく、1985年には4,000曲以上を含むATV カタログ(音楽出版権のコレクション)を4,750万ドル(現在の価値で約1億4,200万ドル ※約209億9,216万円)で購入。そこには John Lennon(ジョン・レノン)と Paul McCartney(ポール・マッカートニー)によるヒット曲のほぼすべてが含まれていた。2016年にその持分をソニーに売却した際、この投資は7億5,000万ドル(現在の価値で約10億ドル ※約1,541億2,096万円)を生み出したとのことだ。
2012年には Michael Jackson をテーマにしたシルク・ドゥ・ソレイユのツアーが1億6,000万ドル(約246億2,769万)を売り上げ、その年最も成功したコンサートツアーとなり、「現役のどのミュージシャンよりも稼いだアーティスト」として注目された。さらに、2009年の死後に公開されたコンサート映画『This Is It』は全世界で2億6,700万ドル(約394億7,117万円)の興行収入を記録している。
Michael Jackson の他にランキング上位に入ったミュージシャンには、Pink Floyd(ピンク・フロイド)の Richard Wright(リチャード・ライト)と Syd Barrett(シド・バレット)、The Notorious B.I.G.(ザ・ノトーリアスB.I.G.)、Miles Davis(マイルス・デイヴィス)、2001年の初回から毎回ランクインしている Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)、Jimmy Buffett(ジミー・バフェット)、Bob Marley(ボブ・マーリー)、John Lennon(ジョン・レノン)、Prince(プリンス)などが名を連ねている。
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