解 説
クリント・イーストウッドが製作・主演・監督の三役を務めたスパイアクション。冷戦時代特有の緊張感が物語全体を覆い、前半は緊張感たっぷりの潜入スリラー、後半はハイテク戦闘機を巡るスパイ活劇に。トラウマの傷を抱えた主人公には、今の時代のヒーロー像とも通じる普遍的な魅力がある。ジョン・ダイクストラによる当時最先端の特殊効果技術を駆使したスカイアクションシーンも必見。アナログ特撮ならではの工夫と妙味も魅力。
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あらすじ
べトナム戦争で活躍したパイロット、ミッチェル・ガントは戦争体験の悪夢に悩まされるようになり、引退同然の生活を送っていた。そこへ、かつての上司から召集がかかる。ガントの新しい任務はソ連の最新戦闘機“ファイヤーフォックス”を盗み出すことだった。絶対不可能と思われるこの任務を承諾せざるを得なかったガントは、3ヵ月の訓練を経てスパイとして養成され、実在の貿易商になりすましてソ連に入国するのだが…。
