左からカイ、リョウガ、ユーキ、タカシ、シューヤ、マサヒロ撮影=ナカムラヨシノーブ
メインダンサー&バックボーカルという通常とは異なる構成の9人組グループ、超特急の初となるライブ&ドキュメンタリー映画「超特急 The Movie RE:VE」が11月7日(金)に全国公開される。同作は2025年6月から8月に行われ、計8公演、約10万人を動員した超特急史上最大規模のアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025 EVE」(以下「EVE」)に密着し、ステージ上のパフォーマンスに加え、入念な準備の様子を収録。各メンバーの努力、苦悩や葛藤など、超特急の素顔が垣間見れるインタビューも展開される。
WEBザテレビジョンでは超特急のカイ、リョウガ、ユーキ、タカシ、シューヤ、マサヒロにインタビューを実施。映画の話を聞いた第一印象やライブツアーを振り返った感想、また、8号車と呼ばれるファンへの思いを語ってもらった。
「ライブドキュメンタリー」というより「超特急のドキュメンタリー」(カイ)
――まず、映画が制作されると聞いた感想や周囲の反応などがあれば教えてください。
カイ:僕たちのライブが、こうして多くの方に届けられるというのはすごく嬉しいです。それに、撮り下ろしのインタビューでは僕たちの思いも語らせてもらってますし、8月8日にさいたまスーパーアリーナスタジアムモードで行われた「EVE」のファイナル公演をただ収録しただけのものではなくて、二桁号車(2022年に加入にした新メンバー4人、シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハル)が入ってからの約3年間の歩みや今後の展望なども描かれているので、「ライブドキュメンタリー」というより「超特急のドキュメンタリー」と言ってもいいんじゃないかと思いました。
リョウガ:僕は最初、正直言って変顔したりふざけたりしてる僕たちなんかが映画として成り立つのかな?って。ドキュメンタリーとは知らなくて演技するのかと思ったので心配でした(笑)。
マサヒロ:僕は映画になるって聞いて家族に伝えると、どんな映画になんだろうってワクワクしてくれて。自分の息子が映画館のスクリーンで見られるっていうことを喜んでくれました。
――メインとして描かれる「EVE」のツアーを振り返ってみてどんなライブツアーだったでしょうか?
シューヤ:「EVE」の前のツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2024-2025 Joker」がメンバーの体調不良で、9人全員のフルパワーでできなかった悔いがあったんですが、今回は9人でパフォーマンスができるという、当たり前が当たり前にできる幸せが実感できたライブでした。逆に穴が開けられないなというプレッシャーのような、良い意味での緊張感がありました。
ユーキ:ツアー名の「EVE」には生命や誕生という意味もあって、シューヤが話したようにメンバー9人揃うことの大切さを痛感したことにもつながっていて、自分や周りの人の存在が大事なことを感じてくれたら嬉しいなって思いを込めてつけたタイトルです。同時にライブに来てくださるお客さんにはもちろん一番に楽しいって思って欲しくて、初めてライブに来てくれた友だちがすごい楽しかったって言ってくれたので自信になりました。
タカシ:今回は僕たち超特急の歴史を辿れるライブにもなっていたと思います。「No More Cry」という曲は超特急の原点で、そこから探り探り始まって行ったし、「Bloody Night」ではマントを付けたり、「ikki!!!!!i!!」では扇子を持ったり、小道具を使ってパフォーマンスをする時期もあったし。そういうパフォーマンスは珍しいんじゃないかと思うんですけど、超特急がチャレンジしてきたことも見てもらえるライブだったと思います。
映画『超特急 The Movie RE:VE』 より(C)2025, 株式会社SDR & CJ 4DPLEX Japan
「8号車の力って偉大だなと改めて思いました」(タカシ)
――今回は初期の楽曲もたくさんあって興味深かったです。セットリストはユーキさんが構成されていると思うのですが、込められた思いを聞かせてください。
ユーキ:9人体制になってまだやれていない楽曲もやりたいと思いましたし、フリーライブなどでコンセプチュアルな楽曲をやっていた頃に段々と超特急らしい色になっていった時期があったので、それらを今の9人の状態で表現したいと思ったんです。例えば今タカシが挙げた楽曲や「Jesus」だとか、「Drawイッパツ!」というライブ定番曲があるんですけど、8号車からのやって欲しいという声も届いていたし、9人で更新したいと言う思いもあってセットリストに入れました。新しい楽曲と超特急の歴史ある曲といいバランスでミックスできたんじゃないかと思います。
映画『超特急 The Movie RE:VE』 より(C)2025, 株式会社SDR & CJ 4DPLEX Japan
――ファンである8号車もメンバーの一員だと言われていますが、ライブを通して感じたファンへの思いを教えてください。
カイ:やっぱり約3万人の方が集まってくれるということは、その3万人の方が僕たちに人生の時間を預けてくれることですし、そういった意味で、いろんな方の人生を背負って僕たちは活動できるんだなと改めて感じました。
タカシ:今回だけじゃなく毎回思うことではありますけど、8号車の力って偉大だなと改めて思いました。初めてさいたまスーパーアリーナのスタジアムモードの規模で8号車がコールとペンライトの景色を見せてくれたからこそ、より上の場所を目指して行きたいという気持ちが鮮明に感じられました。
上段左からカイ、リョウガ、ユーキ、タカシ、下段左からシューヤ、マサヒロ撮影=ナカムラヨシノーブ
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