’80年代のアメリカの夢を描いた作家の過去最大展

そんな鈴木のデビュー45周年を記念する展覧会が始まった。5章立てで構成された会場では、’80年代から現在までに制作された原画、版画、グッズなど約300点が一堂に会する。注目は、本展のために制作された豊橋を題材とする2点の新作。公会堂前を走る路面電車を取り上げた《終わりなき日々》と、手筒花火を描いた《双炎の碧き城》は、いずれも鈴木ならではの鮮烈な色彩と独特なタッチで描かれている。

デビュー当時から変わらぬ独特のスタイリッシュさを持ちつつ、同時にノスタルジーを感じさせる作品の数々。充実した鈴木の作品を目の当たりにできる貴重な機会だ。

《PORSCHE 356B ROADSTER》1988年 リトグラフ

《終わりなき日々》2025年 EMグラフ

《サンタモニカ》1984/2025年 EMグラフ

風と光のアート 鈴木英人の世界展

豊橋市美術博物館 愛知県豊橋市今橋町3-1 豊橋公園内 開催中~11月30日(日) 9時~17時(入館は閉館の30分前まで) 月曜(11/24は開館)、11/25休 一般1200円ほか TEL. 0532-51-2882

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