2020年に大ヒットを記録し、⽇本アカデミー賞ほか、海外30以上の映画祭を魅了したオリジナルアニメーション『映画 えんとつ町のプペル』(20)。その最新作である『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』が2026年3月27日(金)に公開される。このたび、声優続投情報のほか、特報映像、ティザービジュアルが解禁となった。
【写真を見る】ルビッチとプペルが大きな時計の針の上にいる様子を捉えたティザービジュアルとともに特報映像が解禁[c]西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会
原作累計発行部数は75万部を突破し、ミュージカル、歌舞伎、バレエへなど、多岐に広がり続ける「プペル」の世界。最新作は前作同様、製作総指揮、原作、脚本を西野亮廣が、監督を廣田裕介が、アニメーション制作をSTUDIO4℃が担当した。また、先日行われた「制作報告会見」では、主人公ルビッチ役の声優が発表に。過酷なオーディションの中、満場一致で主人公の座を勝ち取った永瀬ゆずなが登場した。物語に新たな息吹を注ぎ、再びハロウィンに奇跡を起こす。
さらに、プペル役の声優は、前作に引き続き窪田正孝が担当することが発表。最新作で再びオファーを受けた時の気持ちを、窪田は「西野さんからプペルや作品への熱い想いをずっと聞いていたので、最新作で僕もまたプペルに会えるとうかがった時は、純粋にうれしかったです」と述べている。約5年ぶりにプペルを演じるにあたって、感覚を取り戻すのに苦労はなかったと言うが、「やっていくなかで、新しいルビッチとプペルのキャラクターがどんどん明確化してきて、2人の絆が深まるように、奥行きがどんどん深くなっていきました」と収録時の様子を振り返った。また、永瀬は「今回が声優初挑戦なので緊張していたのですが、窪田さんが、お芝居をするうえでの気持ちの流れを事前にすり合わせてくださったので、楽しく収録ができました」と話し、互いに助け合いながら収録に挑んだことを明かしている。
今作では、前作で離れ離れになってしまったルビッチとプペルが、もう一度会うまでの物語が描かれる。そんな作品について、永瀬は「大好きなプペルにもう一度会うために、怖いことも乗り越えて頑張るルビッチの姿を見て、たくさんの人に元気になってほしいです」、窪田は「“信じて待つ”ことが大きなテーマになっています。ルビッチやプペルが起こす奇跡のようなものが胸に刺さる作品がバージョンアップして帰ってきたので、是非劇場で体感してほしいです」と力強くコメントを残した。
今回解禁された特報映像は、森の中にたたずむルビッチの「先に進んじゃったら、大切な人が帰ってくる場所がなくなっちゃうから!」という切ない叫び声から始まる。そして隣には、本作から登場するルビッチの相棒モフが心配そうに見つめている。さらには、プペルの後ろ姿とともに「もう一度、会いたい」というメッセージが重なり、本作で描かれる大きなテーマを感じることができる。そして、前作で感動のシーンを歌い上げたロザリーナの主題歌とともに、歯を食いしばって翼のついた乗り物のペダルを漕ぐルビッチなど、本作での新たな冒険を予感させるシーンが描かれる。さらには、真っ赤な髪に水色とオレンジの飾りを身にまとった女性や、ルビッチが操縦する飛行機の後ろに乗る緑色の目の女性など、新たなキャラクターも登場し、一体どんなキャラクターなのか?期待も高まる特報となっている。
さらに、映像とあわせて解禁されたティザービジュアルは、ルビッチとプペルが大きな時計の針の上にいるカット。背中を向け長針に乗ったプペルと、その姿を後ろから見上げる短針の上に立つルビッチが切りとられている。長針が進み離れていくプペルを見つめるルビッチは、前作で離れ離れになってしまった二人の運命をエモーショナルに表現している。時計盤の奥には、時を支配する謎の異世界「千年砦」のシルエットが浮かび、「もう一度、君に会いたい」というメッセージが、ルビッチの想いを力強く描く。
また、西野亮廣描きおろし、ムビチケ前売券が11月21日(金)より発売されることも決定。イラストは西野自らが手掛け、主人公ルビッチと新たな相棒モフ、そして「千年砦」のネズミたちが描かれている。ルビッチの背中には、劇中のキーアイテムの時計が。キャラクターたちの表情が可愛らしく表現され、ストライプの背景がポップさを演出している。さらにLoppi限定グッズ付ムビチケ前売券(コンビニ)も取扱予定であることが明かされた。
世界を魅了した“信じる心”が、5年の時を経て、再び解き放たれる。前作から想いを紡ぎながら、新たな物語が描かれた「映画プペル」に、期待が高まる。
