掲載日
2025年11月3日
プレミアムウィメンズウェアブランドのMe+Emは、1月期の通期決算書類を提出し、その内容は事業の力強い進展を示すものとなった。
Me+Em
プレミアムおよびラグジュアリーファッション市場では先行き不透明感が続き、消費者マインドも総じて慎重ななか、同社は売上高・利益ともに健全な伸びを報告した。
グループ売上高は、海外事業の好調(売上高50%増)に牽引されて24%増の1億4790万ポンドに拡大。売上総利益は24%増の8,230万ポンドで、粗利益率は55%から56%へと改善した。
EBITDAは15%増の2,420万ポンドに達した一方、特別項目を除くベースではEBITDAマージンが18%から17%へ低下した。
営業利益は25%増の2,020万ポンド、当期純利益は1,535万ポンドと、前年の1,188万ポンドから増加した。
同社は世界的な売上成長を「堅調」と評しており、とりわけ米国が最も好調で、売上高は61%増の4,730万ポンドに拡大し、総売上高の32%を占めた。この期間には、初の海外実店舗(ニューヨークのマディソン・アベニュー)を成功裏に開業し、その後、ニューヨークのソーホーおよびテキサス州ダラスにも出店した。
英国市場では、ロンドンのメアリルボーン店をより広い旗艦店へ移転し、オリジナルのキングス・ロード店も改装・拡張して、広いスペースと充実したパーソナルスタイリングサービスを提供できるようにした。
全体として、同社はデジタルを重視したマーケティングへの積極的な投資により、世界の新規顧客獲得数が12%増、米国のオンライン新規顧客獲得数は32%増と大きく伸びたと述べた。
全商品カテゴリーにおける売上成長は、商品ラインアップの拡充と選択肢の増加に加え、フットウェアおよびアクセサリーのコレクションを継続的に拡大したこと、そして2024年に初のスイムウェアラインを投入したことに支えられた。
