1位『志記(一) 遠い夜明け』高田郁[著](角川春樹事務所)
文化元年(一八〇四年)、如月。清明の日にふたりの女児が産声を上げる。ひとりは蔵源美津。蔵源家は黒兼藩で代々藩医を勤める家系で、祖父の教随は秘密裡に腑分けを行い、父の恵明は藩医学校「青雲館」を担う立場であった。今ひとりは高越暁。備前刀を手掛ける刀鍛冶の一族で、祖母の高越?は「女忠光」の異名を取っていた。長じて、美津は医学、暁は鍛刀を志すことになる。猪突猛進で焔にも似た美津、常に冷静で氷に喩えられる暁、女には困難とされる道を選んだふたりの人生が、十九の初夏、思いがけず江戸で交錯する。志を胸に人生を切り拓いていく者たちの群像劇、いよいよ開幕。(角川春樹事務所ウェブサイトより)
2位『国宝 上 青春篇』吉田修一[著](朝日新聞出版)
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。(朝日新聞出版ウェブサイトより抜粋)
3位『硝子の塔の殺人』知念実希人[著](実業之日本社)
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、ゲストたちが招かれた。この館で惨劇が起こる……。館の主人が毒殺。ダイニングでは血塗れの遺体。血文字で記された十三年前の事件。名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬が謎を追う。散りばめられた伏線、読者への挑戦状、驚愕のどんでん返し。2022年本屋大賞ノミネート作であり、知念実希人史上、最大ベストセラー作!(実業之日本社ウェブサイトより)
4位『国宝 下 花道篇』吉田修一[著](朝日新聞出版)
5位『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 21』大森藤ノ[著](SBクリエイティブ)
6位『真田武士心得〈一〉 右近純情』井原忠政[著](文藝春秋)
7位『絶縁病棟』垣谷美雨[著](小学館)
8位『銀座「四宝堂」文房具店 6』上田健次[著](小学館)
9位『兇人邸の殺人』今村昌弘[著](東京創元社)
10位『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア16』大森藤ノ[著](SBクリエイティブ)
〈文庫ランキング 10月15日トーハン調べ〉
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