【11月01日 KOREA WAVE】

AIDIN ROBOTICSの歯科矯正力測定ソリューション「オーソフォース」(c)KOREA WAVE
韓国のロボットセンサー専門企業「AIDIN ROBOTICS」が10月29~31日にソウルで開催された「大韓歯科矯正学会国際学術大会」で、自社の6軸力・トルクセンサー技術を応用した歯科矯正力測定ソリューション「オーソフォース」を公開した。
メガ・ニュース(MEGA News)のシン・ヨンビン記者の取材によると、AIDIN ROBOTICSはこれまで、産業用およびヒューマノイドロボット用の精密センサー開発を主力としてきた企業で、指先の触覚を感知するタクタイルセンサーや手首・足首用の6軸力・トルクセンサーなど、高精度な計測技術を保有している。
今回の学会で公開されたオーソフォースは、こうしたセンサー技術を歯科矯正研究に応用したソリューションだ。歯の表面や歯根に作用する微細な矯正力を6軸センサーで精密に測定し、それをリアルタイムでグラフ化・可視化することで、研究者が即座に確認できるようにしている。
さらに「ワンクリック座標変換サービス」により、測定値を歯の解剖学的座標系に自動変換し、臨床的に解釈可能な形でデータを提供する。
同社関係者は「従来の矯正力測定は感覚的な調整に頼っていたが、オーソフォースは見えなかった力を数値化して示す研究ツール。今後はインプラント荷重の分析や咬合力の研究など、精密歯科医療の分野にも活用できる」と説明した。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
