連続テレビ小説「ばけばけ」で夫婦を演じるトミー・バストウ、高石あかり
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 女優の髙石あかり(22)がヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)に出演するイギリス出身の俳優・トミー・バストウ(34)が1日放送のNHK「土スタ」(土曜後1・50)に出演。同作について話した。

 10月24日に公開された第20話では、東京にいる銀二郎(寛一郎)の元にやってきたトキ(髙石)が「私…松江に帰ります。ごめんなさい、銀二郎さん、ごめんなさい」「あの人たちを放っておくことはできません」と愛する夫に別れを告げ、松野家の家族が待つ松江へ帰った…という展開だった。

 トキと銀二郎の別れのシーンに、トキ役の髙石は「松江に帰りますと言ったけれど、その後2人で会話するときもずっと私としては台本をいただいたときにトキは松江に帰るってあのときに決めたんだと思ったんですが、本番前に“いや、違う”と思って」とした上で、「大好きな人が目の前にいてその人がいる中でもっと(気持ちが)揺れていていいんだろうなと思ったので、喋っている中でも“なんでこんなに好きなのにこうならないといけないんだろう”みたいなのをずっと思いながら。でも松江にはどうしても帰る必要があるから言葉はそういう(別れの)言葉を発しているけどっていう…矛盾ってこんなに美しいんだなと思いました」と話した。

 これに対し、MCを務めるお笑いコンビ「ロッチ」のコカドケンタロウから「トミーさんは銀二郎のことはどう思いますか?」と尋ねられたトミー・バストウは「そのシーンを放送で朝撮影前に見て、何か分からないですけど嫉妬を感じました。影響されました、あかりさんを見られなかった」と告白。「すぐに回復しました、すぐに立ち直ったけど…」と振り返った。

 朝ドラ通算113作目の同作は「怪談」などで知られる明治時代の文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻・小泉セツをモデルに、夫婦の絆を描く物語。ヒロイン・松野トキ役を髙石が、八雲がモデルとなったヘブン役をトミー・バストウが演じる。

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