ジェニファー・ローレンスJennifer Lawrence attends the Die My Love Headline Gala at the 69th BFI London Film Festival at The Royal...

Photo: Karwai Tang/WireImage

ジェニファー・ローレンスが、取材をためらうようになった理由を明かした。19歳のときに映画『ウィンターズ・ボーン』(2010)で注目を集め、『世界にひとつのプレイブック』(2012)で22歳にしてアカデミー賞主演女優賞を獲得するなど、若い頃から俳優として成功を収めてきた彼女は、授賞式やインタビューで見せる率直な物言いや自虐的な態度で人々に愛されてきた。

しかし、彼女は「インタビューを受けるたびにもう二度とこんなことはしたくないと思う。映画の取材を受けるたび、制御を失ってしまう感覚になる」と『The New Yorker』で語り、この5年の間メディアへの露出を控えてきたという。当初は親しみやすいと受け入れられた彼女の振る舞いが、次第に「わざとらしい」「演技じみている」とインターネット上で批判や揶揄されるようになったという。

当時のインタビューについて、ジェニファーは「嫌だ。すごくテンションが高くて恥ずかしい」と振り返る。「あれは、私本来の姿でもあったけれど、防衛本能のなせる業でもあった。『私はこんな人間じゃない! 毎日ビビってる!』なんて言うことで、自分を守っていた……当時のインタビューを見ると、自分でも鬱陶しいと思う。ほかの人たちがそう思った理由もわかる」

しかし、世間から受けた反発はあまりにもひどく、「耐えがたい」ものだった。「映画のせいでも、私の政治信条のせいでもなく、私自身、私の人間性が拒絶されたと感じた。いえ、感じただけでなく、実際にそうだったと思う」

この頃、彼女は6年間で16本の映画に出演したが、興行的に振るわず、否定的なイメージを加速させてしまった。2021年の『Vanity Fair』のインタビューでは、「飽きられたのだと思う。私自身うんざりしていたし、何をしても上手くいかない状況だった。レッドカーペットを歩くと『何で走らない?』と言われるほどだった」と語っていた。

Leave A Reply