日本初のXR国際映画祭「Beyond the Frame Festival」は、11月1日から9日まで、新宿の「XR Communication Hub NEUU」で特別上映会を実施します。XRを活用した映像表現に焦点を当てる同映画祭では、過去のグランプリ作品を体験できる内容となっています。

「Beyond the Frame Festival」は2021年にスタートしました。XR技術による新しい映像表現を紹介し、毎年世界の映画祭XR部門と連携してコンペティションや授賞式を行ってきました。2025年は本開催を休止し、代わりに過去5回の開催で特に高く評価された歴代グランプリ受賞作を上映します。

上映される作品は複数国から集められた4つのグランプリ受賞作品です。2021年のグランプリ《Home》は台湾制作のドラマで、夏の午後におばあちゃんの家へ集まる家族の時間を描いています。同年の《Replacements | 諸行無常》は日本、インドネシア、ドイツによるアニメーションで、ジャカルタに暮らす家族の日常を描写しています。


(Home)

(Replacements | 諸行無常)

2023年グランプリの《JFK Memento》はアメリカ制作のドキュメンタリーで、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件から60年後を記録。写真や映像を3D化し、Metaイマーシブラーニングの支援も受けています。2024年の《Oto’s Planet》はルクセンブルク、カナダ、フランスの共同制作によるミステリー・アニメーションで、小惑星に住むオトの穏やかな日々が宇宙飛行士の不時着によって変化していく物語です。


(JFK Memento)

(Oto’s Planet)

また、上映会前日の10月31日には「Beyond The Frame Studio 交流会 in NEUU」が開催されます。会場は同じく「XR Communication Hub NEUU」で、XRクリエイターや関心のある人々を対象とした、参加費無料のネットワーキングイベントです。

特別上映会の料金は1,000円で、チケットはPeatixで販売されています。会場の「XR Communication Hub NEUU」は東京都新宿区西新宿1-5-11 新宿三葉ビル1Fにあり、新宿駅西口から徒歩1分の場所です。

本イベントは株式会社CinemaLeapが主催。2019年設立の同社は、XRエンタテインメント施設の運営やXR映画作品のプロデュースを行っています。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000045020.html

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