舘ひろし
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 俳優の舘ひろし(75)が29日、フジテレビ系「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)にVTR出演。俳優人生を今でも支えている渡哲也さんからの一言について明かした。

 番組は、舘が7年ぶりに単独主演する映画「港のひかり」(監督藤井道人、11月14日公開)の被災地上映会に密着。ロケ地となった石川県輪島市を訪れる様子を伝えた。

 劇中では元やくざの漁師を演じた。手本にした人物を聞かれると、「やくざという役をやる上においては、やはり渡さんの影響は大きいのではないかなと思います」と答え、「人に対する思いやりとか、そういうところは学んだことは多々あります」と語った。

 「いつも言っていたのは“芝居はうまくなるな”って」と“俳優論”を伝えられたことを振り返りつつ、「だからと言って男として、男はこう生きろとか、そういうことを言う人ではなかったです、ただ、自分で人に対する思いやりとか、そういうものを態度で見せていくそういう人でした」と続けた。

 ロックバンド「クールス」でデビューして50年。人生の分岐点を「西部警察」と即答。「渡哲也という人に出会えた、石原裕次郎を渡哲也を通して見られた。渡哲也に出会えたことが全てでしょうね」としみじみ。「もし出会ってなかったら、こんなに長く俳優やってるってことはなかったと思います」と言い切った。

 「当時、僕がまだ28、29歳くらいだったと思うんですけど、俳優ってどっか不安で自信がなくて」と回想し、「その時に渡さんが“ひろし、お前には華がある”って言ってくれたんですね。僕はその一言で凄く自信を持ったっていうか、今でも不安はあるんですけど、それが俳優としての自分をいまだに支えているというか」と俳優人生を支えている渡さんからの一言を明かした。

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