
2027年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」に出演する大沢たかお
俳優の大沢たかお(57)が、2027年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」に出演する。23日に同局が発表した。「花の乱」(94年)「花燃ゆ」(15年)に続く12年ぶり3度目の大河で、「幕末の三舟」と評された勝海舟を演じる。
松坂桃李(37)が主演で、明治新政府に「逆賊」と見なされた小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)の生涯を描く物語。海舟は小栗のライバルと評され、時に手を組みながら西洋列強に立ち向かうも後に方向性をたがえる間柄。局関係者は「第2の主人公といってもよい人物」と話している。
大沢は「歴史の変革期に諸外国や倒幕派と真正面から向き合い、日本の未来を見つめ行動した人物」と役柄を分析。「激動の時代に、何を信じ、どう未来へ希望の橋をかけるのか。その問いは、今を生きる私たちにも通じるのではないか」と気を引き締めている。
大沢といえばTBS「JIN―仁―」のヒットなどで知られる人気俳優だが、今年に入りSNS上のムーブメント「大沢たかお祭り」で注目を集めた。
19年にスタートした映画「キングダム」シリーズで中国秦の将軍・王騎を演じており、20キロ近い増量でつくり上げたマッチョボディーと、豊かな表情はインパクト十分。主婦層を中心に家事や育児などの“あるある”を書き添えたSNS投稿が大流行した。
「買い物に来たのに何を買うか思い出せない私」「息子のいたずらにあぜんとする私」など、大喜利のような盛り上がりを見せた。大沢自身も「エンターテインメントの一つの形」とそのブームを肯定していた。
主要キャストの演技がネット上で話題になる昨今の大河だが、大沢にはさらなる注目の広がりも期待されることになりそうだ。
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