
杉野遥亮
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俳優の杉野遥亮(30)が25日放送の日本テレビ「アナザースカイ」(土曜後11・00)にゲスト出演。芸能界に入ってからの葛藤をもらす場面があった。
杉野は今回、憧れの地だという米カリフォルニア州のシャスタ山を訪れた。米国自体が初めてだという杉野はサンフランシスコに降り立ち、オーガニック料理を堪能。その後、カリフォルニアで最も美しいと言われる滝・バーニーフォールズを経て、シャスタ山を目指した。
シャスタシティではネイティブアメリカンの伝統儀式、スウェットロッジにも参加。儀式を終え、杉野は「すっごい怒られるっていう、誰かに何か悪く言われるみたいな意識が結構強くて。できないとか、ダメだ、って言われたくないみたいなのがたぶん凄い(ある)。子供の頃、結構純粋だったんで、芸能人の方とか神様って思ってた、テレビの世界とか。がっかりした自分もいて、入って」と告白。「自分もいい自分でいなきゃいけないから、怒られるのは怖いし、こういうことを言えば正しいよね、みたいなことを言っていた気がする、特に昔は。それでも割と自分の気持ちは言っていた方だとは思いますけど。これからはできるだけ嘘つかずに正直にいなきゃいけないなって思っているんです。でもたまに怒られるのは怖いなって思う。怖いけど、言おう、みたいな葛藤はずっとある。そういうのとずっと向き合ってた感じがある」と振り返った。
自らの応募で飛び込んだ芸能界だったが、そのギャップに疲れ果てしまったと杉野。「自分がワクワクすることとか、どこか置き去りにしていた気がする、自分の気持ちを。楽しいがわかんなくなった。で、苦しくなっちゃったんですよ、心が。しんどくなっちゃって、気づいたらみたいな。気づいていたけど気づかないふりしてたに近いかな」と吐露。「軸が他人だったんだと思う。相手がどう思うかとか、自分がどう見える、どう見せる、そんなことばっかり考えていたから苦しくて。自分がどう思うとか内側から出るものじゃなくて、外側のことばっかり考えていた」と話した。
また「都会にいると頑張ろうとしちゃうというか、ちょっとギアを入れなきゃ沈んでいきそうで。自分がどこにいるか分かんなくなっちゃう。でもこういうところに来ると、あんまり変にどうこうしようとか考えずにいられる。楽です」とした。
MCの今田耕司は「一番辛かった時っていうのはどういうところで呼吸してたの?」と質問。杉野は「その時はお酒飲みに行ってました」とシンプルに回答。「誰かと会ってないと、結構、怖い、1人でいると壊れちゃいそうみたいな感じ(だった)」と告白。「自分の深いところまでを話せる人はいなかった気がします」と相談相手もいなかったといい、親にも「心配かけたくないって思いもあるし、あんまり弱いって思われたくないとか、いろんな気持ちは」と相談することはなかったという。
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