唐沢寿明と山口智子
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 大手芸能事務所「研音」は2日、俳優の唐沢寿明(62)と山口智子(60)が12月31日をもって退所することを2日、公式サイトで正式発表。唐沢と山口は2026年1月から新会社「TEAM KARASAWA」を立ち上げる。1995年の結婚から30年。さらに2人とも還暦を超えた節目の年に新たな決断を下した。

 「研音」は「この度、唐沢寿明・山口智子は2025年12月31日をもちまして研音グループを離れ、新たなスタートをきることになりました」と発表。これに伴い、大みそかをもって事務所の2人のオフィシャルサイトは終了となる。

 また同日、2人は連名で文書を発表。「この道で長い年月お世話になりました 『株式会社 研音』を、本年12月末日を以て卒業し、 2026年1月から唐沢寿明と山口智子による 『TEAM KARASAWA』を発足し、新たな活動を開始いたします」と新会社設立を伝えた。

 「芸能の道に飛び込んだ頃より、常に新たな学びの場を模索し、 共に歩んでくださった研音チームも、この度の私たちの新たなチャレンジの背中を押してくださいました」と「研音」に感謝。

 「おかげさまで私たちも『還暦』を迎えさせていただき、今まで私たちを育ててくださった多くの皆さまや、様々な出会いのご縁に、あらためて感謝の念が芽生えました」とし「この大切な節目を機に、 次なる人生の章に今まで以上に力を注ぎ、人生一巡りして再び 『生まれ直す』新たな挑戦に、原点回帰のまっさらな気持ちで挑みたいと思います」と意気込んだ。

 「これからは、より一層パワフルに新たな出会いを育み、この地球が笑いと幸福に満ち溢れるための、夢あるエンターテイメントのお役に立てるよう、日々学び、力を尽くしてゆきたいと思います。皆さまのご支援、ご指導、どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 ともに還暦を超えての決断。2日付のスポニチ本紙の取材では、きっかけは、昨年6月に事務所創業者の野崎俊夫氏の死去があった。関係者は「事務所の体制が変わり若返りが進む中、唐沢さんも還暦を超えてマイペースに仕事をしていきたいとの意向があった。丁寧に話し合いを進め、仕事の調整が落ち着いたタイミングでの決断となった」と話す。山口もそんな唐沢の意向を尊重。公私でサポートする道を選んだ。

 2人は90年頃に事務所に所属。山口がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」(88年)での共演をきっかけに95年に結婚している。唐沢はフジテレビ「愛という名のもとに」(92年)でトレンディー俳優としてブレーク。山口もフジ「ロングバケーション」(96年)など人気ドラマに出演し、一時代を築いた。

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