永野芽郁さん Instagramより
お騒がせ女優・永野芽郁(26)が、沈黙を破る。
半年に及ぶ休業を経て、ついに年内にもクランクインを迎えるNetflixの大型企画への出演が正式に決定したという。「一時はどうなることかと思いましたが、ようやくスケジュールが固まりました。永野さんの復帰作となる注目プロジェクトです」と制作会社関係者は語る。
清純派女優の転落——世間を騒がせた不倫と二股報道
永野が姿を消したのは2025年春。『週刊文春』が報じた不倫と二股交際の一報が、彼女のキャリアを大きく揺るがせた。記事によれば、永野は既婚俳優・田中圭(41)と親密な関係を続けながら、同時期に韓国人俳優キム・ムジュン(30)とも交際していたという。
両者の事務所は「事実無根」と否定したが、清楚で誠実な印象で知られた永野にとって、この報道はあまりに致命的だった。
出演していた10社以上のCM契約が次々と終了し、2026年1月スタート予定だったNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』からも出演辞退を余儀なくされた。清純派女優として積み上げてきたイメージは、一夜にして崩れ去った。
「永野さんは10代の頃から真面目な印象で支持されていました。だからこそ“禁断の恋”という見出しが与える衝撃は大きく、業界内でも『あの永野が?』と驚きが広がったのです」と芸能記者は語る。
Netflixが下した“英断”——スポンサーリスクを超えた判断
だが、彼女の復帰を支えるのは、地上波ではなくNetflixだった。
「企画は不倫報道の前から進んでおり、永野さんの名前も最初から挙がっていました。報道後に内部で協議が行われましたが、Netflixはスポンサーからの影響を受けにくい。民放のように“苦情の電話が殺到する”ことも少なく、作品の質を最優先できる環境にあります」(制作会社関係者)
9月には俳優・坂口健太郎(34)との“三角関係”疑惑も報じられたが、制作側はブレなかった。撮影は2026年冬から翌春にかけて予定されており、「世間の関心が落ち着いた頃に発表することで、復帰を自然に見せたい」という思惑もあるという。
“魔性の女”を撮る男——小林啓一監督との再出発
メガホンを取るのは、映画監督の小林啓一氏(51)。
2025年公開の映画『お嬢と番犬くん』(主演:SixTONESジェシー〈29〉、福本莉子〈24〉)などを手がけ、若手女優の新たな魅力を引き出す演出で知られている。
「Netflixの作品は潤沢な制作費が特徴で、監督や主演へのギャラも高額です。永野さんのギャラも下がるどころか、むしろ上がった可能性がある。演技力は業界内で極めて高く評価されていますし、スキャンダル中に公開された映画『かくかくしかじか』も興行収入8億円を突破しました」(同関係者)
清純派として愛された彼女が、今回は“魔性の女”を演じるという。これまで封印してきた「女の顔」を前面に出す役どころに、関係者の期待も高まっている。
「田中圭だけノーダメージ?」——業界内に広がる不公平感
一方で、業界では永野への“同情論”も強まっている。
「恋愛報道は軽率でしたが、田中さんは舞台に出続け、ポーカー大会で笑顔を見せていました。一方で永野さんだけが活動を自粛する形になった。『なぜ女性ばかりが叩かれるのか』という声が出ています」(芸能ジャーナリスト)
現場スタッフからの信頼も厚い。
「彼女はNGをほとんど出さず、集中力が群を抜いている。監督や共演者にとっても安心して任せられる存在です。Netflixが彼女を起用したのは、そのプロ意識への信頼があってのことです」と撮影関係者は語る。
写真集で見せた“覚悟”、金髪で挑む大人の永野芽郁
10月、『女性セブン』が報じたのは、永野の新写真集の撮影完了だった。フィリピンで行われたロケは「金髪姿で大胆」「アダルトな雰囲気」と伝えられている。
「清純派の殻を破り、ひとりの女性としての魅力を見せようとしている。Netflix作品も同様に、恋と欲望をテーマにした“魔性の女”役になる見込みです。スキャンダルを逆手に取ったイメージ転換が狙いでしょう」(芸能記者)
永野自身も周囲に「もう逃げない」「仕事で見返したい」と話しているという。過去を糧に、表現者として生き抜く覚悟を固めたようだ。
半年の沈黙を経て、再び光の下に戻る永野芽郁。
清純派の偶像から、恋に傷つきながらも強く生きる“女優”へ。
失われたイメージを恐れず、自らの手で新しい道を切り拓こうとしている。
彼女の再起は、単なるスキャンダルの延長線ではなく、現代の芸能界が抱える「女性だけが責められる構造」そのものへの問いでもある。
カメラの前で見せるのは、もう“理想の永野芽郁”ではない。
その表情に映るのは、転落も、痛みも、再生もすべて引き受けた本当の彼女の姿だ。